<目次>
1.ヤンゴン(1)(このページ)
2.ヤンゴン(2)
3.ヤンゴン(3)
4.バガン(1)
5.バガン(2)
6.バガン(3)
7.バガン(4)
8.バガンからマンダレーへ
9.マンダレー
10.マンダレー近郊(1)
11.マンダレー近郊(2)
12.マンダレー近郊(3)
13.インレー湖(1)
14.インレー湖(2)
15.インレー湖(3)
16.インレー湖(4)・マンダレー
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2.ヤンゴン(2)
3.ヤンゴン(3)
4.バガン(1)
5.バガン(2)
6.バガン(3)
7.バガン(4)
8.バガンからマンダレーへ
9.マンダレー
10.マンダレー近郊(1)
11.マンダレー近郊(2)
12.マンダレー近郊(3)
13.インレー湖(1)
14.インレー湖(2)
15.インレー湖(3)
16.インレー湖(4)・マンダレー
ヤンゴン
<1日目(1月7日)> 2015年1月7日朝、ヤンゴン国際空港に降り立った。初ミャンマーである。 実はミャンマー旅行は10年以上前からの課題だったのだが、ミャンマーに外貨を落とし、それが軍事政権の助けになる(個人旅行者のそれはほとんど微々たるものだが)のが嫌だったので訪れずにいた。しかし、ここのところ民主化が進んできたので、ようやくミャンマーへ出かける気になり、今回の旅となった。 ミャンマーはアジア最後のフロンティアと呼ばれていて、これからという国である。しかし、自分の場合、あまり観光のためのインフラが整いすぎない方が、色々とハプニングなどもあって面白いので好きである。旅が順調にいかないことも、程度問題ではあるが楽しみの一つなのだ。 また、途上国の場合、観光インフラの整備が進んで観光客の数が大幅に増大すると、それに伴い人々が観光ズレして、素朴さを失ってしまうという問題も起こりがちである。 さて、ミャンマーであるが、国民の85%が仏教徒。日本の場合、葬式の宗教からみると、仏教徒と呼べそうな人々の割合は確実に90%を超えていると思われる。しかし、仏教による葬儀を行うからといって、自分は仏教徒というわけではないと思っている日本人も多いと思われるし、事実、正月には神社に初詣に出かけるし、クリスマスを祝う人も多く、特定の宗教に帰依して、それを生活や行動の基盤においている人は少数派と思われる。それに対して、ミャンマーの人たちの信仰は篤いように思う。 いたるところにパヤー(仏塔)を中心とする寺院があり、そこでは人々の祈りの姿が見られる。旅行記の題名をミャンマー・パヤー・パヤーとしたのは、どこへ行ってもパヤーがあり、そこが人々の心のよりどころになっているのを感じたからである。 さて、旅の話にもどろう。 入国審査を終わり、両替をして (1ミャンマー・チャット=0.12円くらい)、税関を抜けるといよいよミャンマー旅行の開始である。 まず、ヤンゴン市内に出なくてはならないが、移動手段はタクシーのみ(ミャンマー国鉄の線路が空港のそばを通っているので、10年たたないうちに空港シャトルのような列車が運行されるようになるかもしれない)。空港からのタクシーというのは、どこの国でもぼったくりにあう可能性があるのだが、幸い、ここミャンマーはタクシーカウンターなるものがあり、そこを通して市内に定額で行くことができる(予約したホテルのある地区までは8000チャットだった)。 タクシーの運転手は若干の英語をしゃべり、ミャンマーには仏教徒がたいへん多いということを話し出し、日本の仏教徒の数を質問してきた。日本の宗教、仏教に対する関心が高いのだ。上に書いたとおり、仏式の葬式を行う割合がとても高いことと仏教を信仰している人(信仰していると自覚している人)の数はリンクしないと思うので答えに窮したが、説明するのも面倒だし、第一伝わりにくいと思ったので、仏教徒の割合は90%以上と答えた。すると大変驚いていた。 10時10分ころ飛行場を出たが、幸い、ヤンゴン名物のひどい渋滞には巻き込まれず、11時10分ころホテル前に到着。一休みしたあと、さっそく街歩きに出た。
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