マンダレー

1月13日。

マンダレーは、19世紀半ば、コンバウン朝(アラウンパヤー朝)の首都が移された都市で、19世紀後半にはイギリスの占領下に置かれ、わずか四半世紀あまりで王都としての歴史を閉じた。

マンダレーにはこの時代の寺院などが残っているが(王宮は第2次大戦の戦火によって焼失し、当時のまま残っているのは城壁のみ)、どちらかというと、マンダレーそのものよりも、その近郊のアマラプラ、インワ、ザガインの方が面白そうな感じがして、そちらの観光を優先したい。

アマラブラ、インワ、ザガインを効率的に回るにはタクシーをチャーターするとよいらしいが、全部は回れなくなるが、自力で回る方法も捨てがたいと思いつつ、朝食後、両替も兼ねて街の散策へ出かけた。



ホテルからの眺め。奥にうっすらと見えるのはマンダレーヒル。丘全体が寺院となっている。マンダレーヒルの手前の赤茶色の建物は旧王宮のもの。その手前に見える、上部にタマネギ型の装飾を持つ建物はモスク。右手前の金色の建物は仏教寺院。




マンダレー中心部。




マーケットのあたり。



マーケットを出ると、タクシーの運ちゃんに声をかけられた。やはり、マンダレーとその近郊の観光の勧誘だった。

まず、市街の南はずれにあるマハムニ・パヤーに寄り、アマラプラのマハーガンダーヨン寺院の僧侶の食事の様子を見学した後、ザガイン、インワと周り、再度アマラプラに行く、夕方のウー・ペイン橋を見物してマンダレーに戻るという行程で、35ドルということで妥結。

翌朝、ホテルに迎えに来てもうらことにして、タクシーの運ちゃんとは別れ、バイクタクシーでマンダレーヒルへ向かった。



マンダレーヒルで最も有名と思われる、「予言を与え給う仏陀」像。遠くを指さすポーズがユニーク。仏像に手を合わせると、横にいた僧侶が鐘を鳴らしてくれた。







写真を撮る順序が前後してしまったが、麓から頂上までこのような屋根付の参道が続いている。




マンダレーヒルの入口。(帰りがけに撮影)




マンダレーヒルの麓にあるサンダムニ・パヤー。1774の小仏塔が林立。

 


マンダレーヒルを出たあと適当に街をぶらついた。




ピックアップ。




旧王宮。この建物は再建されたもの。




濠に囲まれた旧王宮。敷地はほぼ正方形で、一辺が約3kmとかなり広大。奥に見える丘はマンダレーヒル。マンダレーヒルからここまで歩き、さらにホテルまで歩いて帰ったが日差しが強くかなり疲れた。