インレー湖(1)

1月15日。

10時10分頃、ヘイホー空港に到着。マンダレーからは、わずか30分のフライト。

ヘイホー空港からインレー湖観光の拠点ニャウンシュエまでは、例によって空港バスとかはなく、タクシーで移動するしかない。『歩き方』には、ヘイホー空港のタクシーの運転手には高値をふっかける者が多いとあったので、この日宿泊のホテルにお願いしておいた、出迎えの車で移動。

ホテルにチェックインすると、さっそくインレー湖ボート観光の勧誘が始まった。インレー湖畔には見所が点在しており、ボート(エンジン付)の手配は必須。『歩き方』には一応、1日のチャーター料の例が載せられているが、ミャンマーの開放政策が進むなか、色々な料金の値上がりが著しいようだし、どれくらいの距離を動いてもらうかによっても料金に違いが出てくるので、はっきりいって相場はわからない、という状態だ。なので、交渉相手が信頼できるかどうかを見定めて、あとはその金額で納得するかどうかということで決めるしかない。

幸い、泊ったホテルのスタッフはとてもよい感じで信頼できそうだったので、ホテルのオファーに乗っかり、翌日のボートツアーをお願いすることにした。


昼食後、シュエヤンウェ僧院へ行ってみた。『歩き方』には「ニャウンシュエ市街の北の入口からシュエニャウン方面へ約1kmの所にある」と書かれているが、少なくても1.5km、もしかすると2kmくらいはあった。おそらく取材者は車でパーッと移動しており、「まあ1kmくらいかな」という感じで書いていると思う。



シュエヤンウェ僧院。19世紀に建設されたという木造の建物。




僧院で世話していると思われる猫。ミャンマーにおける犬猫は、犬が圧倒的多数派なのだが、僧院では猫を飼っているか世話していることが多いような印象。




僧院の中。これから勉強の時間だ。




僧院の隣にある仏塔の回廊。






シュエヤンウェ僧院からの帰り道、雨が降り出した。乾期なので、そんなに降らないことを期待したい。



1月16日。期待に反して小雨。また、インレー湖は標高が高いので寒い。



インレー湖観光へ出発。




インレー湖の漁民。けっこう遠くからとった写真だが、船のエンジン音で気付かれてしまったよう。近くを通るときボートは速度をおとし、漁民もポーズを決めた。その写真は撮らなかったが、完全な観光客向けの漁民という感じ(ポーズを決めたところの写真を撮らせてチップをとっているのかどうかは?です)。




こっちは、ちゃんと漁を行ってる漁民か? 櫓を片足であやつっているが、これはここの特徴的な操船方法らしい。なんでも両手が空くというメリットがあるからとか。


 

湖畔の集落。




本日最初の目的地はインレー湖南端に位置するタントー。インレー湖周辺の5箇所では5日ごとに市が開催されており、ある日がAで開催されたら、次の日はBで、その次の日はCで、という感じて開催され、5日で一回りする。この日はタントーでの開催ということで、外国人観光客のツアーボートは皆ここを目指す。ということで、他の外国人観光客が沢山やって来る前に市の雰囲気を味わうのであれば、ニャウンシュエを早目に出発した方がよい。市は朝から開かれているし。写真は薪売り場。




民族衣装を着た人がけっこう見られる。




かなりひどい雨が降ってきた。




タントーの市の奥にはかなり大規模な寺院が。




寺院を見たあと、また市に戻ってきた。何かわからないが、野菜の揚げものみたいのを売っていて、これだったら火を通したばかりだし、衛生的に問題ないだろうということで食べてみることにした。写真は購入後に撮らせてもたっらもの。




皿に出ているものではなく、揚げたてのものを売ってくれた。サクサクして美味しかった。




こんな感じでお土産品を売る店が非常に多い。




観光客向けの商品を扱う店も多いが、もともとは地元の人たちの生活のための市だと思うので、色々な雑貨も売られている。




大荷物を運ぶ女性たち。




買い物を終えて帰る。このような小船が地元の人の移動の足だ。




ファウンドーウー・パヤー。




ファウンドーウー・パヤーの本尊。金箔を貼りすぎて、もはや仏像なのか何なのかわからない状態になっている。例によって、仏像に触ることができるのは男性だけ。




水草でできている浮島。動いてしまわないように竹を湖底に刺してある。




浮島では農作物が育てられており、これはへちま畑になっている浮島。




ガーペー僧院。




ガーペー僧院では沢山の猫が飼われている。以前は手に持つ輪をジャンプしてくぐらせるという芸を猫にさせる僧侶がいたらしいが、残念ながらその僧侶は亡くなったとか。




深く頭を下げている人が見えるが、猫を拝んでいるのではなく、その先にいる僧侶に対する行為。




これもガーペー僧院。