バガン(4)

<4日目続き>








ホテルで休息した後、夕日を見るため再度オールドバガンへ。写真はタビィニュ寺院。馬車が写っているが、この観光馬車による見物もバガン定番の観光方法。







夕日観光のポイントとしては、シュエサンドー・パヤーが有名だが、ものすごく混雑していそう。ここシュエグーヂー寺院からの眺めもそれなりによさそうなので、前日に訪問済みだがまたやってきた。自前の足(Eバイク)のお蔭で自由に動き回れた。たいへん暑いので動力付の足は助かる。日の入りを待つ間、東側を望む。




シュエグーヂー寺院から。ピラミッドのような感じの大きな寺院は、ダヤマンヂー寺院。この寺院を建設した王が暗殺され、その後、この寺院は未完のまま放置されたとか。




シュエグーヂー寺院から。奥の上の方が金色の仏塔はアーナンダ寺院。




シュエグーヂー寺院からみた夕日。夕日は近代建築(考古学博物館だと思う)の後ろに沈んでいった。これがここシュエグーヂー寺院からの夕景を見に来る人の少なさの要因だろう。やはり、夕日を見るためにシュエサンドー・パヤーにもう一度行かねば。。。しかし、10~13世紀の仏塔が林立する場所に、なぜ、こんなに目立つ建物を作るのか? と思わざるをえない。




<5日目(1月11日)>
バガン最終日である。

この日の足もEバイク。しかし、このバイクにトラブル発生。空港に行く途中にあるパヤトンズ遺跡群方面に向かおうと走っていくと、早くもバッテリーの残量を示すランプの一つ目が点滅(ライトは4つあり、全部ついているとフル充電状態。残量が減少していくと、点滅→消灯という感じで、点灯しているライトが減っていく。

不良バッテリーだと思い、レンタバイク屋にもどろうとしたところでパンク発生。よくみるとタイヤのホイールがゆがんでいる。ちょっとくたびれた感じのバイクだったので、どうかなと思ってはいたのだが、やはり不良品だった。

バイクを借りた場所に戻るため、バイクを押していると、親切なミャンマー人がレンタバイク屋に電話をかけてくれた。ほどなく、レンタバイク屋がEバイクで来てくれて、それに乗り出発。正直、バイクの交換に何がしかの料金を要求されるかもと思ったが(貸す側の整備不良なので常識的には借りた側に責任は発生しないはずだが、途上国ではしばしばそういう常識は覆されるので)、何も要求されなかった。

しかし、トラブルが発生したのが、ニューバガンの街なかでよかった。これが、街を離れてしばらく行ったところだったら途方にくれていたところだ。Eバイクを借りる場合、なるべく新しいピカピカのものを、というのが鉄則だろう。



朝、泊ったホテルの写真も一応撮っておいた。




まず訪れたのはダマヤッズィカ・パヤー(だと思う)。




ミン・ナン・トゥ村(近く)にある寺院。




どこだ? データに記録されている撮影時刻から考えると、上の白い寺の中。




パヤトンズ遺跡群のあたり。







パヤトンズ遺跡群にある寺院。壁画は古いが仏像は真新しい。ミャンマーではどこでもそうなのだが、崩壊しかけた寺院も人々の信仰の場になっており、そこに新しい、もしくは金箔でキンピカに飾られた仏像が安置されていることが多い。







越後交通のバスもパヤトンズ遺跡群へ(笑)。バスの後ろの寺院がパヤトンズ寺院だったか? 中に壁画が残っているが撮影禁止。




パヤトンズ遺跡群からの帰り道、ミン・ナン・トゥ村でとった昼食。




昼食をとったとき教えてもらった道を通ってニュー・バガン方面に戻った。その道すがら放牧中の牛と山羊が混在した群れに遭遇。




いったんホテルに戻り休息。




一休みした後、再度観光へ。最初に行ったのがエーヤワディー川岸にあるローカナンダパヤー。鐘をかついで歩く姿のリアルな像が興味深い。




エーヤワディー川。




この日の最後は、仏塔群の間に沈む夕日を見るためシュエサンドー・パヤーへ行ったが、日没までかなり時間があったので周辺を散策。




シュエサンドー・パヤーの周辺。




シィンビンターリャウンの涅槃仏(11世紀、全長18m)。




涅槃仏の顔がわかるようにもう1枚。




シュエサンドー・パヤーからの眺め。まだ日は高いが、シュエサンドー・パヤーは予想通り夕日待ちの観光客でラッシュ状態だった。




東側を望んだあと(この写真)、場所確保のため西側へ移動。




シュエサンドー・パヤーから望んだバガンの夕景。



これにて、バガン観光は終了。だいぶ見落とした仏塔があるが、スタンプラリー的な観光は避けたかったし、また訪問するためのバネにもなる。と思っていたが、その後内戦となり行くことが困難な国になってしまった。



実家の母へのお土産としてバガンで買った砂絵。母は額に入れて仏壇のある部屋に飾ってくれていた。絵のサイズが紙・キャンバスなどの規格とは違うので既製品の額のサイズが絵に合っていないのは仕方がない。