国東半島半日旅(2024.07)
熊野摩崖仏の見学を終わって駐車場に戻り、おにぎりをかじってから、次の目的地天念寺へ向けて出発。



出発して間もなく前方にきれいな形の山が見えてきたので、車を止めて1枚。



少し走ると田染荘(たしぶのしょう)の看板があった。世界農業遺産にもなっている田んぼで、中世以来の景観を残すといわれる場所であるが、ここには2016年の秋に訪れている。中津と大分空港を結ぶバスが、この田んぼの近くを通るので比較的観光は容易だった(ただし、この時は真木大堂とか富貴寺へも行き、これらは歩くしか方法がなかったので、かなりの距離を歩いた)。



せっかくだから、ということで田染荘の田んぼが見られる展望所に寄った。ただ、この田んぼは、この写真の向こう側に写っている山にある展望所(歩いて登る必要がある)からの方が綺麗に見える。




天念寺の本堂。ここは川沿いの谷に位置しており水害の多い所らしく、1941年には洪水で本堂が流されてしまい、現在の本堂は写真のような感じ。




本堂は昭和の建築だが、講堂およびそれと並んでいる身濯神社(みそそぎじんじゃ)は結構古そう(江戸時代?)。寺と神社が並存する神仏習合。




身濯神社。すぐ裏手が岩山。




身濯神社。




天念寺講堂。ここで毎年旧暦の正月七日に国指定の重要無形民俗文化財である天念寺修正鬼会(てんねんじしゅじょうおにえ)が行われる。これは国東半島六郷満山に千年前から伝わるもので、登場する鬼は仏の化身とされており、無病息災、五穀豊穣などが祈念される(ということで鬼は悪い鬼ではなく良い鬼ということになる)。お寺に隣接する「鬼会の里」という施設の資料館では鬼会の映像を見ることができる。なお、「鬼会の里」には食堂や売店もある。




橋の向こうに見えるのは天念寺講堂。




天念寺の前を流れる長岩屋川と川中不動。




川中不動。かなり風化が進んでいる感じ。