五山の送り火・室生寺・当麻寺(2024.08)
五山の送り火を見る以外はほぼ無計画で出てきた。が、帰りの飛行機は19時なので、まる1日ある。猛暑のなか、あまり動きたくはないし、インバウンド観光客の波に巻き込まれるのも避けたい。ということで、交通の便のあまりよくない場所や地味な場所に行くことにした。

まず、向かったのは室生寺。建築物・仏像など多くの国宝がある寺院だが、花(シャクナゲ)や紅葉の季節ではないので、そんなに混まないだろうと思った。

室生寺に行くには、京阪、近鉄を乗り継いで室生口大野まで移動し、そこからさらにバスに乗らなければならない。バスは1時間に1本くらいしかないので(昼をはさんで1時間半くらい運行のない時間帯もある)、それに合わせてホテルを出た。室生口大野駅から室生寺までは6キロくらいの距離で時間がたっぷりあれば歩くことも可能だけれど、暑い中歩きたくはないし、この日はもう一か所に寄ってから伊丹空港に向かうことにしたので、室生口大野と室生寺の間の交通機関はバス一択である(タクシーという手もあるが)。

ところで、室生寺には何回か訪れているが、基本行き当たりばったりなので、バスの時間にぴったりの電車で行った記憶がない。一度はバスが出てあまり時間がたっておらず、次のバスより先に着こうと考え速足で歩き、途中から車道より距離が若干短いということにつられて(「左=室生寺まで5キロ、右=室生寺まで4キロ」とかいう表示があった)細い道に入ったところ、これがハイキングコースで、ものすごい起伏があり、えらい目にあったことがある。

ちなみに、この日は室生口駅前には客待ちのタクシーはいなかった。観光客の少ないシーズンだからなのか、タクシーの乗務員不足でタクシーの台数そのものが減っているのか? バスの出発時刻が近くタクシーを利用する客はいないとふんでのことか?


10時19分のバスに乗り10時35分ころ室生寺前に到着。

室生口大野へは12時台のバスがなく、11時49分のバスに乗るか13時29分のバスに乗るかだが、この後、後のことを考えて11時49分に乗ることにして歩き出した。



室生寺山門。御覧の通り観光客は少ない(パラパラという感じだったので少し待つと人が写らない写真を撮ることができた)。京都や大阪から2時間くらいはかかるので、ここまで来ようと思うインバウンド観光客は少ないのか?




鎧坂と呼ばれる石段の上にあるのは金堂(国宝、平安時代初期の建立と考えられるが江戸時代に増築されている)。屋根に何かカバーがかけられているが、こけら葺きの屋根の葺き替えをひかえているとのこと。以前、お堂の内部には仏像が沢山安置されていたが、その一部分は2020年開館の宝物殿に移された。




本堂(灌頂堂)(鎌倉時代の建立、国宝)




本堂(右)と五重塔。




五重塔(国宝、奈良時代末期~平安時代初期の建立)。高さ16mで屋外にたつ五重塔としては最も小さい。




五重塔横に並ぶ石仏。室生寺には何回か訪れているのに石仏を注意して見たことはなかった。何も調べずに行き、あちこちにある石仏を見落としてしまったので、いずれ石仏ねらいで再訪したい。







気に入った仏様をクローズアップで撮ってみた。












五重塔から奥にずっと進んでいくと奥の院があるが、11時49分のバスに乗ることにしているので今回はパス。



本堂(灌頂堂)の前の池と池の水面に写った本堂。




金堂。屋根の右側(お堂の前の部分)が不自然な形だが、この部分が江戸時代に増築された部分。




弥勒堂(重要文化財、鎌倉時代前期の建立だがその後の改造が多いとのこと)。見ての通り小さいお堂で床もあまり高くないので、近くからお堂の写真を撮ると中に安置されている国宝釈迦如来像(現在は宝物殿所蔵)が写ってしまうという有難い状態だった(堂内は撮影禁止なのだが)。この釈迦如来像はこのお堂の本尊ではないのであまり奥まったところには安置されいなかったので。




金堂(右)と弥勒堂(左)。




お寺を辞する際に1枚。




これも帰り際に撮ったもの。赤い欄干の橋を渡って室生寺境内に入っていく。




バス待ちの時間に室生川を望む。