そうだ、アルベロベッロ行こう <9日目>「そうだ、アルベロベッロ行こう」という見出しにはしたが、旅の途中に思い立ったわけではなく、計画作成段階で行くことを決めた。シリアのビーハイブハウスの流れをくむというアルベロベッロのトゥルッリをもう一度見たいと思ったのだ。前回の訪問は重い雲のたちこめた寒い日だったので、青空の下、トゥルッリを見てみたいとも思った。 7時、ホテルをチェックアウトしてタクシーで空港へ移動。 7時40分ころ空港到着。 実はハマで書いた絵ハガキをまだ出せておらず、空港の郵便局で投函したかったのだが、営業開始がちょっと遅く、結局、イタリアまでもっていくことに。 9時55分、ロイヤル・ヨルダンの便は定刻通りローマへ向けて出発。 12時55分、ローマ・フィウミチーノ空港に到着。 ローマのフィウミチーノ空港からローマ・テルミニ駅に移動。 駅の郵便局でようやくハマで書いた絵葉書を投函。 遅めの昼食をピザで済ませ、16時発のESでアルベロベッロ観光最寄りの都市バーリへ向けて出発。 バーリに着いたのは、20時半過ぎ。ホテルがあいているかどうか不安だったが、杞憂に終わる。翌日の好天を祈って就寝。
<10日目> この日は冷たい雨。前回の訪問に続きまたまた天気に恵まれず。これで3度目のアルベロベッロ訪問決定か(?) バーリ発8時25分発の列車(私鉄sud-est線)でアルベロベッロへ向かう。9時50分、アルベロベッロ着。
お土産屋が並ぶ通りを歩いていると、一軒の店の中から日本人女性に声をかけられた。以前訪問したときと同じだ。「陽子さんですか」「はい」。彼女はトゥルッリに住む男性と結婚して土産屋を営んでいる人で有名人。たぶん、向こうは日本のテレビなどで紹介されているので、それで名前を知っているのだろうと思ったのだと思うが、いろいろな媒体で紹介されていることは僕は知らなかった。なぜか名前を覚えていたのかというと、以前訪問したときにもらった陽子さんの名前入りのトマトソースの作り方を書いた冊子の印象が強く残っていたのだ。試しに何回か作ってみたし。
11時51分発の列車でバーリに戻る(13時18分バーリ到着)。 バーリ到着後すぐに、15時13分発のローマ行ICのチケットを購入。 14時半、またまた遅い昼食(量り売りのピザとナスのラザニア)。 バーリを定刻(15時13分)よりやや遅れた出発したICは、21時40分ころローマ・テルミニに到着。 駅のセルフ・レストランで遅めい夕食(スパゲッティ・カルボナーラとフルーツ、何かイタリアっぽいものばかりを選んで食べていた感じ)。 さて、これからホテルさがしだ。こういう遅い到着は避けたかったのだが、翌日夜のイタリア出国の前にローマ観光でもと思っていたので、ホテルは何とかなるだろうと思い移動したのだが、ホテルさがしはやや難航。 テルミニ駅の周辺にはそれこそ山ほどホテルがある。世界的な観光地だから当然といえば当然といえるが、たとえば日本の観光地京都にこんなにホテルだらけの場所があるだろうか。おそらくないだろう。ホテルの数の印象からは、ローマが京都の何倍もの数の観光客が訪れる街ということが推定できるが、どうなのだろう。 さて、ほんとうにたくさんのホテルがあるので、泊れないなどとということは絶対ないはず。問題は料金だ。 まずは2つ星のホテルを探した。2軒にあたったが満室。 おそらく2つ星では見つからないだろうと判断し、3つ星にランクをあげて探すことに。最初に入ったホテルは満室。前途多難だなと思った。が、2件目で空室のあるホテルに当たった。レセプションの男性は片言の日本語を交えて対応してくれたが、聞くと「裏千家」をやっているという。親日家のようだが、彼はただの従業員(それともアルバイト?)。親日家だがらといって料金がディスカウントされるわけでもなく、1泊90ユーロ(朝食つき)という規定の料金が示された。予想通りけっこうよいお値段だが、さらに部屋探しする元気はないので即チェックイン。
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