タイズ-ジブラ

朝8時半、ホテルをチェックアウト。昨晩は雨音が聞こえたが、幸い雨は降っていない。イエメンに来て、まだ、本格的な雨には打たれていないが、8月のイエメンの山岳部は雨期だったことを、昨夜の雨音で思い出した。しかし、その後も、雨が降るのは決まって夜で、結局、観光中に雨に濡れることはなかった。

この日の最初の目的地はジブラ。前回のイエメン訪問時には行かなかった街だ。ガイドブックによると、11~12世紀のころの面影を残す街らしい。


タイズからジブラへ向う道から



ジブラの街へ。



ジブラ。


ジブラの街に入ったとたん、少年のガイドにつかまった。ガイド料は200リヤル。1ドル強というところだ。案内人がいるとアルワ女王のモスク(グレート・モスク)という有名らしいモスクのなかに入れるかもしれないので、彼についていくことにする。





アルワ女王のモスク(記憶不確か)。しかし、モスクの手前で、彼の神学の先生が登場。20歳くらいにしか見えない。神学校の運営費を寄付してくれと言い出す。「後で」と言って、モスクの中庭に入ると、今度はモスクの管理をしているイマームのおじさん登場。少年は「彼にもお金を」という。胡散臭さ満点だ(笑)。モスクの敷地内に足を踏み入れてしまったので200リヤル渡す。





ジブラの街は狭く、ガイド君の案内はあっという間に終了。小額紙幣が底をついていたので、少年ガイドとその先生という人物には、適当に分けなさいと言って500リヤル紙幣を渡した。しかし、その「先生」、とても不本意な顔をしていた。イエメンにも、こんな胡散臭い連中が出てきているのだなあ、と少なからずがっかりしながら、街をもう一回りして、ドライバー氏の待つ街の入り口の駐車場に戻った。


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