デルフィ

<8日目(3月8日)>
朝、ツーリスト・インフォメーションへ行き、デルフィ行きのバスとテッサロニキ行きの鉄道の時刻表をもらい、その足で、デルフィ行きのバスが出る、イリシオン・ターミナルへ行った。

10時半のバスで出発、13時半にデルフィ到着。13時45分に遺跡および博物館の入り口に着くが、遺跡・博物館ともに14時半で閉めるから急げというではないか? いくらシーズンオフとはいえ、ちょと早過ぎないか? しかし、仕方がないので、大急ぎで遺跡を巡った。





デルフィは古代ギリシア人たちが全世界の中心点と考えた場所で、険しい斜面に残る遺跡とその向こう側に広がる景色は一見の価値ありだ。アポロン神殿の巫女の口をかりて伝えられる神託によってポリスの重要事項が決定されていたという。アポロン神殿の跡(上)・劇場(中)・競技場(下)などが残る。



黄色い春の花が咲いて綺麗。







アポロン神殿。




アポロン神殿。




アポロン神殿。




劇場。下の方にアポロン神殿が見える。




競技場跡。




これはスタート・ライン?






デルフィからアテネへの帰りのバスはけっこう混んでいた。僕は立ち席になるかもしれないという条件で(デルフィ始発ではなく途中いくつもの停車地があって座席の管理がきちんとできないらしい)、16時すぎのバスのチケットを買うことができた。しかし、僕の後にやってきた日本人の親子2人連れは、その後の便のチケットしか買えなかったようだ。

バスでは幸い着席することができ、19時半にはアテネ到着。

翌日の予定はまだ決めていなかったが、ホテルに戻ると、明日は予約の客がたくさん入るので、飛び込みで宿泊している僕の部屋を確保するのが難しいといわれた。コリントスへアテネから日帰りで行こうかとも考えていたが、そうするとまず朝からホテルの部屋の確保をしなければならない。それならば、いっそのことアテネを離れてしまおうと考えた。目的地はメテオラだ。