聖なる谷ツアー

<6日目(8月20日)4>
8時、聖なる谷ツアーの車がやって来た。6000m級の山々に囲まれ、クスコをはじめとするインカ帝国の主要な遺跡などがある谷は聖なる谷とかウルバンバ谷とか呼ばれている。



クスコの街並み。




クスコ近郊の山の眺め(1)




クスコ近郊の山の眺め(2)




谷間に白いものが見えるが塩田である(真っ白な塩田が見られるのは4~9月の乾期のみ。




ドライバーは車を塩田の下に回して待っているというので、一人で下っていった。しばらく歩いていると塩田の管理者らしい人が、お金を要求してきた。どうやら入場料が必要らしかったが、つり銭がなく、「入場料なしでいいよ」と言われた(のだと思う)。










太古には海底だったという山から流れ出る塩分を含む温水が湧いており、それを棚田ならぬ段々塩田にためて水分を蒸発させて塩を作っている。写真に見える細い流れの水は当然塩水。もちろんなめてみた。






マラス塩田の後に向かったのは、オリャンタイタンポ。クスコから75キロ離れたところにあるオリャンタイタンポは、インカ帝国の要塞とか宿とかいわれている。遺跡自体はそれほど面白みのないもので、「ふ~む、こんなものか」と感じたのだが、たぶん2日前に見たマチュピチュの印象があまりに強かったからだと思う。



オリャンタイタンポの遺跡を下から見上げたところ。段々畑状の遺跡である。







遺跡の頂上。右側に見えるのが有名な6個の巨石を並べた建造物の一部。急斜面をどのように運んだのか謎なのだという。




6つの巨石。持っているカメラのレンズではすべては収められなかった?







遺跡よりも、遺跡の頂上からのオリャンタイタンボ村の眺めの方が印象深かった。



昼食後、ピサックへ移動。週3回開催される市の見物が目的。市は火・木・日曜に開かれ、日曜日の市の規模が大きいらしい。ちなみに訪れた日は日曜日だった。

ピサックには遺跡もあるのだが、あいにくの雨模様で、市を歩いた後、早々にクスコへ戻った。



ピサックの市場。雨はほとんど上がっていたが、直前にはかなり強く降った模様。







トウモロコシを売るおばさん。色々と種類があった。