クスコ

　クスコ

＜5日目（8月19日）＞
この日はクスコの市内観光用に確保した一日。若干、街から離れたところにある遺跡にも行きたい。ということで、８時過ぎに外出して、アルマス広場に面したところにある旅行会社で、午後のシティ・ツアーを申し込んだ。行き先はカテドラル(アルマス広場に面しており、ツアーに参加しなくても見られる)、サント・ドミンゴ教会(ここもアルマス広場から徒歩圏内)、サクサイワマン遺跡、ケンコー、プカプカラ、タンポマチャイ。料金は５ドル。13時半にホテルまでピックアップに来るとのこと。

いったんホテルへ戻ったあと、今度はNAO TOURへ。目的は色々な手配の料金の支払いと、翌日のインカの聖なる谷巡りのツアーの申し込み。もちろん、ツアーは市内の旅行会社でも色々と催行しているが、日本からメールで色々と問い合わせたということもあるので、ここの会社を使おうということである。

ツアーには「混載」ツアー(沢山の人が参加するもの)と車をチャーターするタイプとがあって、後者の売りは、山中の塩田が見られるということ。アンデス山中の塩田に興味を覚えたので、車をチャーターすることにした。料金は70ドル。もちろん「混載」ツアーより、かなり割高だが、塩田のあるなしは、かなり大きいと感じられた。

NAO TOURからちょっと歩いたところの線路沿いにある市場。市場内でカメラを持ってパチパチ撮っていると物取りに遭う恐れが高いという、NAOTOURの直子さんのアドバイスにしたがい、線路をまたぐ道路からの撮影だけで我慢。

その後アルマス広場近辺を散策。

インカの石組みの残る通り。クスコに着いた日にも通った場所。

有名な12角の石(中央の大きい石)。これは、カミソリの刃一枚すら通さないというインカの石組みの技術を象徴するような石。こんな複雑な形の石を使わなくても、という石組みである。

写真を撮らせてお金を稼ぐ民族衣装の女性たち。

アルマス広場。1533年にクスコを征服下においたスペイン人は、スペイン風の街を建設したが、その中心がアルマス広場。

アルマス広場。

写っている教会はラ・コンパニーア・デ・ヘスス教会。

左の教会はカテドラル。右の教会は、ラ・コンパニーア・デ・ヘスス教会。

カテドラルの前からの眺め。雲が近い（高地にいることを感じる）。

アルマス広場近くの土産物屋で買ったオカリナ。

アルマス広場やその周辺を散策し、昼食をとった後、いったんホテルに戻る。

13時半すぎツアーのピックアップが来て出発。

シティ・ツアーでは、まずクスコの街にある教会などを見学。

サント・ドミンゴ教会・修道院（コリカンチャ＝太陽の神殿）。ここはインカ帝国の時代コリカンチャと呼ばれる太陽の神殿があった場所（コリは黄金、カンチャは居所をさし、沢山の黄金があったとか）だが、征服したスペイン人が神殿の上部を壊し、土台の上に教会を建てた。ということで、ここでもインカの精巧な石組みが見られる。

サント・ドミンゴ教会・修道院の入場チケット。一つ上の写真は意識的に同じ構図で撮ったのだったか？

サント・ドミンゴ教会・修道院（コリカンチャ＝太陽の神殿）。

サント・ドミンゴ教会・修道院（コリカンチャ＝太陽の神殿）のインカの石組み。色が変わっている場所をよく見ると小さな石がはめ込まれている。インカの人々の石組みに対するこだわりを示すものらしい。

市街地を出た後、サクサイワマン遺跡へ向かった。

サクサイワマン遺跡。ここの建築は、第９代皇帝パチャクティ時代(15世紀半ば)に始まったということで、要塞とも宗教的建築物ともいわれている。

サクサイワマン。写真に写っている石組みの上に上るとクスコの街が一望できるのだが、それをうっかり忘れていた。遺跡の全体が見たいということで、限られた観光時間のなか、向かい側の丘に登ってしまった。高所順応はできているようだとはいえ、駆け足は禁物である。向こうに見えている石組みの上に上ることはあきらめる。

サクサイワマン。

サクサイワマン遺跡の遠景。次の目的地ケンコーに行く際、バスを降りて歩いている時に撮ったものか。

たぶんケンコー。インカ帝国の祭礼場だった場所といわれる。あまり興味がなかったので、景色がよいところで1カット撮っただけ。

プカ・プカラ。ここはクスコに出入りするものを見張るとともに、次の写真の場所タンボ・マチャイで沐浴をする王に危険な輩が近づかないよう見張っていた場所らしい。だいぶ暗くなっており、微妙にぶれてしまった。リャマと遺跡の構図は好きなのだが。

タンポ・マチャイ。聖なる泉と呼ばれ、雨期・乾期を通じていつも同じ量の水が湧き出ているとのこと。もうかなり暗くなっていた。ここも、あまり興味が持てず１カット撮っただけ。

クスコとその近郊の名所の共通入場券。全部は訪れていない。