マトマタ

<7日目>
8時15分、ホテルをチェックアウト。

8時30分、ガベス行きのルアージュで出発(ルアージュは客が集まったら出発というタイプの乗り合いタクシーなので、乗り場に行った段階でかなり客が集まっていたという感じか?)。

出発して30分でチュニジア本土行きのフェリーに車ごと乗船。

あっと言う間に本土に到着。

10時40分、ガベス到着。

12時30分のバスでマトマタへ向かう。

13時30分、マトマタ到着。

マトマタではベルベル人の穴居住宅と同じ型の(穴居住宅を改造した?)ホテルに泊るのが大きな目的だった。

『地球の歩き方 フロンティア』のチュニジア編の一節を引用しておこう。

「バリバリの岩砂漠の中にあるマトマタの人々は、地面に穴を掘って生活している。アラブの侵攻を逃れるための苦肉の策だったが、夏涼しく冬暖かい快適な住まいだ。穴ぐらから見上げる星空なんて最高だ。そのまま眠りについたらいい夢見られそう」

このフロンティアもそうだが、昔の『歩き方』には概して”くさい”表現が多様されていた。「穴ぐらから見上げる星空なんて最高だ。そのまま眠りについたらいい夢みられそう」なんて、まさしく典型的な『歩き方』の表現だ(部屋は穴ぐらから横に掘って作ったものなのでベッドから星空は見えないのだけれど)。とっても”くさい”表現だが、これに何となく魅かれてマトマタを目的地にしたというのが正直なところではある。

さて穴居住宅型のホテルとしては、映画スター・ウォーズのロケが行われたことで有名なホテル・シディドリスがあるが、このホテルはドミトリーのみという感じだったので、マルハラ・ホテルを選択。

マトマタにはあまりレストランもなさそうな感じだったので、朝・夕食込で泊ることにした(日本円で1500円くらいだった)。



マルハラ・ホテル。まず竪穴を掘りそこから横穴を掘って部屋にするという構造がよくわかる。残念ながらマルハラ・ホテルの入口の写真は撮っていない。




階段をのぼったところにある部屋が僕が泊った部屋。




部屋の内部。




部屋の内部。ベッドを置いてある部屋もあるようだが、この部屋はこんな感じ。



14時過ぎから村歩きに出かけ、ホテル・シディドリスをのぞき見したり、絵葉書と切手を買ったりしたた。

16時前ホテルに戻ると、女性2人、男性1人という日本人のグループが同じ竪穴にある部分に入室していた。

海外協力隊としてチュニジアに来ている方たちで、それぞれ異なる分野での支援をしているが、休日を利用してマトマタまで来たとのことだった。



モスク。




マトマタ。あちこちに「穴」があり、そこへの転落を防ぐため写真のような柱が立てられ、申し訳程度だが針金が張られていた。写真に写っている「穴」はホテル・シディドリスか?




ホテル・シディドリスを上からのぞく。




これもホテル・シディドリス。




ホテル・シディドリスの入口。すぐに地下に向かう通路があることがわかる。色々な旅行記を見ると、このホテルの中を見学している人が多いようだが、この時、見学可だったかどうかは不明。




マトマタの村。




マルハラホテル(だと思う)。




マトマタの夕日。




僕の部屋。



夕食は海外協力隊の方たちとご一緒した。メニューはスープ、ブリック、クスクス。ブリックとはクレープに卵やツナ、パセリ、トマトソースなどを包んで揚げたものだが、卵を入れたものが多かった印象。衣はパリッとしていて、卵は半熟でトローリと黄身が流れてる感じが懐かしい。



夕食後、コーラを飲みながら青年協力隊の方々と談笑。言葉のこと、国民の気質のことなど協力隊員の苦労を色々とうかがった。




僕の泊った部屋がある竪穴からの通路。レセプションやダイニングルーム、共同トイレ・シャワールームへ通じている。