シラーズ

<4日目>
この日はシラーズの観光。ただ、昼過ぎのバスでイスファハンに向かうことになっているので、そんなにゆっくりできなかった。

8時半すぎホテルを出て、まず向かったのはエラム庭園。シラーズは花と緑のガーデン・シティとして有名らしいが、そのなかでも最も美しいとされる庭園だそう。ユセフさん一押しの場所だったか?



庭園の中心にある19世紀初頭のカジャール朝時代の離宮。壁面には、イランの代表的な物語がカラフルなタイルで描かれている。




確かに花と緑の庭園だ。



メモによると、エラム庭園を出た後、マスジェデ・ワキール(ワキール・モスク)へ行ったことになっているが、一枚も写真を撮っていない。修復中か何かで美しくなかったのか?

続いて行ったのはカリム・ハーン城塞。



カリム・ハーン城塞。




たぶんカリム・ハーン城塞内にある建物(当時の迎賓館を博物館として使っている?)



カリム・ハーン城塞を出た後は、バザールへ行った。



たぶんバザール内にある中庭みたいな所。キャラバンサライ跡か?




ワキール・バザール。




ワキール・バザール。午前中のせいか、やや閑散としていた。



続いてシャー・チェラグ聖廟へ。


やる気のなさを感じさせる写真(笑)。適当に一枚とっておこうという感じがアリアリ。







シャー・チェラグ聖廟。中も入口同様ピカピカ。ユセフさんに「中に入れるよ」と言われたが、どうもこのピカピカは好みで入口の写真を撮るだけで中には入らなかったと思う。



メモにはシャー・チェラグ聖廟の後、ナランジェスタン博物館に行ったあるが、ネットを探しても、ナランジェスタン博物館に関する情報はみつからない。(『地球の歩き方』イラン編を見ると何かわかるかもしれない。コロナ禍が下火になって公共図書館の利用制限がなくなったら調べてみよう。)



どこだ? ”ナランジェスタン博物館”?




サーディー廟。サーディーはハーフェズと並ぶ叙情詩人で12世紀末にシラーズで生まれ、バグダッドで学び、北アフリカからインドにいたる広い地域を放浪。70歳を過ぎてからシラーズに戻り詩作を続けたのだとか。当時は何も知らずに行ったわけで、花が綺麗、くらいしか思わなかったのかもしれない。この写真は記憶の補助として一枚という感じで撮ったものだと思う。



ネット上にあるシラーズに行った人の旅行記に必ずといってよいほどあるローズ・モスクと呼ばれ、ステンドグラスの美しいモスクには行かなかった。たぶん、当時は有名ではなかったのだと思う。

昼前、ホテルにもどり、たぶん昼食を撮ったものと思われる。

13時30分発のイスファハン行きのバスは30分遅れで出発。



シラーズからイスファハンに向かう途中の小休止だと思う。



23時ころ、イスファハン到着。

しかし、イスファハンの街では思いがけない試練が待っていた。ホテルというホテルが皆満室なのだ。どうやら、翌日、ラフサンジャニ大統領(当時の大統領)以下、政府の首脳が集まり、ここイスファハンで大集会のようなものが行われるらしく、それでイラン各地からたくさんの人が集まっているらしかった。

ピンからキリまで、かたっぱしからあたってみたが、なかなか部屋はみつけられなかった。最後は、ロビーでもいいから休ませてもらおうと思うほどだった。しかし、このときだけはガイド(通訳)をつれていてよかったと思った。ユセフ君さんが頑張ってくれ、深夜1時になってはいたが、中心部から離れたところにあるホテルに部屋を確保できたのだ。