パルミラ再訪

13日目(3月23日)
7時発のバスで出発。
11時半ころパルミラ到着。
12時、3年前にも泊った遺跡の真ん前にあるホテル・ゼノビアにチェックイン。3年前には古びてちょっと安宿の雰囲気すら醸し出していたのだが、改装されて綺麗なホテルになっていた。

午後、広大なパルミラ遺跡を歩き回った。



遺跡内で唯一入場料を取るベル神殿の敷地内。




ベル神殿本殿の門(だと思う)に施された葡萄唐草文様(小さな団子が集まっているようなところ→葡萄)が気に入って撮った一枚。




3年前には撮り忘れた神殿の本殿内部の両端にある神像安置所(こっちは北側、元は神像が安置されていたらしい)(この時は神殿の写真は撮らなかったーフィルム節約のためか?)。




ベル神殿内部南側の神像安置所。




上の写真の天井部分を拡大してみました。ベル神殿の神像安置所の天井は有名らしく、一枚岩でできていて、そこに刻まれた模様はビザンティン美術とアラビア美術の前触れをなすものだとか。 黒く汚れているのは、1929年までベトウインの人々が神殿を住居として使っていて、ここで煮炊きをしていたらしいからとのこと。




遺跡の広大さを感じながら歩く。劇場もあるが、写真は3年前に撮ったので撮っていない(フィルム節約の意味もあってだと思う)。






パルミラ遺跡と自分。ジョン・レノンの『マインド・ゲームス』のジャケットみたいなものをという感じで撮ったものだったか?




四角い建物は貴族の墓。




パルミラでも羊を見ることができた。




エフカの泉。




バールシャミン神殿。




日没間際に撮ったものか?



日がだいぶ傾きかけていくなか遺跡の向こう側に沈む夕日の写真を撮ろうと、ホテルのロビーで時間をつぶした。

ロビーにはテレビがおいてあり、そこで放送されていたのは『風雲たけし城』。字幕だったのか吹き替えだったかは忘れてしまったが、笑い声を出すのを我慢しながら日没を待ったことを妙に鮮明に覚えている。

期待した夕焼けは見られなかった。



14日目(3月24日)
放射冷却で冷え込むなか、6時半ころバス(ミクロバス)乗り場へ。

ホムス行きのバスは予定通り7時に出発したが、客集めのため1時間くらいパルミラの街をぐるぐる回る。ホムスに到着したのは何時だったろうか? メモには記載がない。



ホムスのバスターミナル。




ホムスのバスターミナル。



11時30分、ホムス出発。
14時30分、アレッポ到着。

ラマダン明けの休みのため、スークその他商店街などは静まり返っていたが、飲食店が多くある場所や映画館のあたり、公園は多くの人で賑わっていた。特に映画館のあたりは人でごった返していて、アラビックな音楽がガンガンなっていた。

しかし、多くの人々で賑わっている街の雰囲気を何故カメラに収めなかったのかと思う。

相変わらず空は青く日差しは強い。お目当てのスークは閉まっているので、タイミングが合えばトルコ行きの列車に乗るはずだったアレッポ駅を見に行った。

街の北はずれにあるアレッポ駅はひっそり閑としていた。列車の本数が少ないので当たり前なのだが。