カッパドキア再訪(2)

<5日目続き>
ユルギュップ近くの奇岩を見た後、岩々に多くの住居が掘られたゼルベという村の跡へ行った(この時はまだ博物館化はしていなかったような。。。現在はゼルベ屋外博物館となっている)
相当風化が進んでおり、88年には入れた場所が立ち入り禁止になっていたりした。
ガイドブックによると30年くらい前までは住人がいたらしい(2015~16版『地球の歩き方』)。ということは、最初にここを訪れたのは88年11月だから、人が住まなくなって間もない時期だったのだ。



たぶんゼルベ。




これは間違いなくゼルベ。




ゼルベ。岩を掘ったただの穴みたいな狭くて傾斜もきつい通路を這いつくばるようにして進んでいくと、岩山の裏側に出るようなところもあった。残念ながら前の人の頭が写ってしまった。




ゼルベ。小さな窪みは鳩の巣用のもの。カッパドキア一帯では鳩が買われており、その糞は農業の肥料に利用されたとか。




ゼルベの教会跡。




ここはパシャバー地区か? カッパドキアでは有名なキノコ岩が並んでいる地域。




教会? 住居?




シーズンオフだが、そこそこツアーの車が出ていた。



この後、アバノスという陶器の街へ行き、そこで食事。

昼食後、ギョレメの屋外博物館へ。
ここには素朴なフレスコ画が残る教会跡が固まってあるが、この時は修復作業中か何かであまり多くの教会跡が見られなかった。



当時は写真撮影可だった。












ウチヒサールという岩山を眺めて、この日の観光は終了。だがツアーはこれで終わりではなかった。



ウチヒサールを眺めた後、国立の”絨毯センター”みたいな場所(名前は失念)へ連れていかれた。

絨毯に関するかなり詳細な説明(日本語)がなされた後、当然セールスが始まった。

絨毯の価値は1センチ四方にある結び目の数で決まり、ウールは糸が太いので結び目の数が少なく、絹のものは糸が細いので当然結び目の数も多く価値が高い。

染めについては草木染は驚くほど高価だが、別に化学染料でも良いのだそうだ。そして絹は皆化学染料だとか。

説明した方の話によると、あくまで手織りで、目が細かく、100%天然素材(毛、絹、綿)を使っているかどうかが重要なのだそうだ。

※以上、当時のメモを元に書いてますが、聞き違いもあるかもしれないです。

”絨毯センター”では皆何も購入せず、ユルギュップに戻りツアー終了。

その後、旅行社の隣のカフェでツアーの打ち上げみたいのが行われた。しかし、夜行バスで出発することになっているし、荷物はネヴシェヒルのホテルにあるので、ネブシェヒル行きのバスが来たところで、ツアーでご一緒させていただいた皆さんとはお別れ。最近こういう現地ツアーはとんとご無沙汰だけれど、けっこう良いものだったと思う。


          

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