カッパドキア再訪(1)

<4日目>
5時50分ころホテルをチェックアウト。トルコ航空のオフィスから6時の空港バスに乗車。
6時20分、アタチュルク国際航空の国内線ターミナルに到着。昨日購入したアンカラ行きの航空券は8時発のものだったが、7時発の便に空きがあり変更。搭乗便の変更が可能というノーマルチケットの恩恵を受けたわけだが、ノーマルとはいっても安いトルコリラのお蔭もあって日本円で1万に満たない運賃だった。

8時少し前にアンカラ到着。すぐに空港バスでアンカラ駅に移動(8時40分ころ到着)。

すぐに駅の隣にあったオトガル(バスターミナル)に行くと、例によってバス会社の人たちが寄ってきて「どこへ行くんだ」と聞いてきた。「ネブシェヒルだ」というと、すぐにバス会社のカウンターまで連れていかれた。「何時発か」と聞くと「10時だ」という。もっと早い便があるとよかったが、これが一番先発で悪くはない出発時刻だ。ということでこの便を利用することに決定。

10時に出発したバスは順調に走り、14時20分ころネブシェヒルの3年半前(88年)に泊ったホテルが見えたのでバスを降りる。かつてこのホテルに隣接する場所にあったオトガルは移転していた。いったんオトガルまで行ってから市街地に戻るのは面倒なので、見覚えのある場所でバスを降りることにしたのだ。

バスを降りるとすぐに一人のおじさんにつかまった。ホテルの客引きだと思ったが、目の前にあるホテルを指さして「そこに泊る」と言うと「オー、グッドホテル」と言う。このおじさん、ホテルの客引きではなくカッパドキアツアーの客引きだった。

ホテルのチェックインの手続きを済ませると、さっそくツアーのセールスが始まった。話しているうちに、このおじさん、88年にツアーを紹介してくれた人ではないのかと思えてきた。確信は持てないが、話しぶりがあの時のおじさんと同じなのだ。

カッパドキアではツアーに参加する予定だったので、このおじさんの話を聞いた。
翌々日にはカッパドキアを出るというと、「それじゃあ、今日これから地下都市観光だ」と言われ、素直にそれに従うことにした(地下都市は奇岩地区から少し離れており、当時のツアーのパターンだと地下都市には別途行かなければならないことは前もって調べていたので-個人で車をチャーターすれば別だが)。イスタンブールを一つ早い便で出ることができてよかった。

部屋に大きな荷物を置いて、おじさんが呼んだタクシーで出発(おじさんは運転はせずガイドだけ)。

訪れた地下都市はデリンクユ(3年半前にはカイマクルに行った)。

ちなみに、その後、ネブシェヒルはこのあたりの中心都市として発達するのにともなってだと思うが、ここを中心に周辺部とのドルムシュやミニバスの便が便利になり、個人でのカイマクルやデリンクユ観光はとても容易になった(しかし、地下都市は”迷路”なのでガイドがいた方がわかりやすい)。



たぶんネブシェヒルの街から見える丘(山)だと思う。現在のネブシェヒルはちょっとしたビルが林立してこのような感じでは見えない。




地下都市。その歴史には謎が多いらしいが、一時、キリスト教徒がアラブ人から逃れるために住んだと言われている。




陳腐な言い方だが、迷路。




ガイドがいないと迷子になるかも。




丸い石は外敵の侵入を防ぐためのものとか。



ここは食堂だったか? 細長いものはテーブルだったか?




ここは水浴び場として使われたものだったか? ガイドのおじさんが樋の下に立ち、水を浴びるジェスチャーをしてくれたような記憶もあるが、まったく定かではない。もしかしたら、葡萄を絞った果汁(葡萄酒を作るため)をためる場所だったかも。




あたりまえだが、広めの空間もある。



地下都市観光を終えてホテルに戻って一休みした後、オトガルへ行き、翌々日のアンタルヤ行きのバスの時刻を尋ねた。景色を見ながら行きたいので、昼間の移動をポリシーにしているのだが、昼間のバスの便が不便極まりなく、結局は翌日の夜行バスのチケットを購入。ちなみにオトガルは中心部から徒歩20分くらいの場所に移転していた(その後、さらに離れた場所に移った)。

オトガルからホテルへの帰り道、88年にガイドのおじさんに紹介された行ったレストランが目に入ったので懐かしさもあり、そこで夕食をとることにした。


<5日目>
8時半チェックアウト。バックパックはホテルに預け、ツアーの迎えを待った。
迎えの車は自分の後、日本人学生1人をひろってユルギュップの旅行社まで行き、ここから大き目の車でツアースタート。参加者は自分を含む日本人4人とスウェーデン人1人の5人。3月のカッパドキアは完全なオフシーズンで、こんな時期に来る日本人学生は貴重な客のようだった(現在の3月のカッパドキア観光事情はわからない)。

※以下には異なるカメラで撮った写真が混在している。撮影時間の記録がないので、きちんと時系列で並べることができたかどうか自信がない。



奇岩地帯に入っていった。幸い晴れてくれたが寒かった。




ガイド氏は何に見えると言っていたっけ?




右のは「ラクダ」で正解だと思う。




この車でカッパドキアの奇岩地帯をめぐった。



          

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