バレンシアの火祭り

<18日目>
この旅の計画段階からメインの目的としていたバレンシアの火祭りを見物する日である。

バレンシアの火祭り(サン・ホセの火祭り)は3月15日から19日にかけて催されるが、市内のホテルが満杯であることを予想して、メイン行事である、町じゅうで造られた張り子の人形に火がつけられる19日に列車でバレンシアに入り、その深夜に夜行列車でバレンシアを出るというスケジュールにした。

メモがないので詳細はわからないが、朝8時前にはマドリード・アトーチャ駅を出る列車に乗車し、午後の比較的早い時間帯にバレンシアに到着したと思われる。



街のあちこちに飾られている張り子の人形を見て回った。コンテストで1位になったもの以外は、この日の夜に燃やされてしまう。




人形の手前に大きなパエリア鍋が見える。







街を歩いていると、着飾った人々のパレードに遭遇した。




火祭りの最中にマリア様に花を供えるための献花パレードがあるらしいが、この行列はそれではないようだ。










交差点やちょっとした広場すべてに人形があるという感じ。







街の名所っぽい建物を背景に入れて撮ったのか?





人形以外の写真も撮っていた。




市庁舎前の広場におそらく最大であろう人形が飾られていた。この年の題材はダビデ像。













こうした小さな人形もたくさんあった。







撮っているとキリがなくなる。







闘牛そのものは1回見ればいいかな、という感じだったが、マドリードでのそれはあまりに盛り上がりに欠け雰囲気を味わうことができなかった。火祭りの際開催されるバレンシアの闘牛には一流どころの闘牛士が集まり、多くの観客がつめかけ盛り上がるとのことだったので、ダフ屋からチケットを購入して入場。メモには3100ペセタのチケットを4000ペセタで購入したとある。たぶん日本円で4000円以上の出費だったと思うが、なかなか良い席だった。




客席は観客で埋め尽くされていた。







人形がライトアップされて、闇夜に浮き上がる感じはなかなかの雰囲気。










燃やされる前のダビデ像。ちなみに人形に点火されるのは19日の深夜24時からで、ダビデ像は一番最後に点火されるとのことだった。ということで、一旦ここを離れて、街中の小さな人形が燃やされるのを見てから戻って来たような記憶がある。 




炎に包まれたダビデ像(深夜1時頃か?)。水をかけながら燃やしているのがわかると思う。人人人で近づくのに苦労したのを覚えている。