上海(1)

<15日目>
前日夜西安を出発した列車は上海に向かって順調に走行していったのだと思う。



鄭州駅のホーム。



どこの駅かは不明(鄭州駅か?)。乗降口に立つ服務員の姿が中国鉄道旅行を懐かしく思い出させてくれる。




南京長江大橋のはず(6700m)。『歩き方』に乗っている時刻表(列車本数が少ないので主要列車は載っていた)南京着が17時39分だったので、春の日はかなり西に傾いていたと思う。左上の白い点は月?




南京駅か? 写っている列車が僕の乗っていた列車(乗っていた車両かどうかは不明)。



『歩き方』に乗っている情報によると真如到着は22時13分だったよう。

西安から従妹に送った電報はちゃんと届いており、駅に迎えに来てくれていた。

従妹夫婦は錦江飯店に住んでいたが(※1)、この日錦江飯店では部屋がとれないということで、従妹の知り合いの日本人の家(※2)に泊らせてもらうことになった。

※1.この頃、上海駐在の外国人にはホテル住まいの人も多かった。
※2.外国人居住用と思われるアパートのような建物だったか?



<16日目>



泊めてもらった従妹の知人の部屋から撮ったものだと思う。旧フランス租界の家並だと思う。




同じく従妹の知人の部屋から撮ったと思われる写真。特徴的な庭の様子から復興公園ということがわかる。



この日の行動については、ほぼ記憶がない。



たぶん、旧フランス租界。緑の季節であれば美しいのだろうと思う。




一つ上の写真と同じ通りか?




准海路か?




准海路か? 巨大広告が珍しくて撮ったのだと思う。



その後、外灘へでて観光。



外灘から南京東路を望む。右の建物は和平飯店。




古いヨーロッパ風の建物を見ながら外灘を歩いた




外灘。



続いて豫園へ。



豫園商場。




豫園。明代の1559年から77年にかけて作られたもの。




龍とその胴体に見立てた瓦。敢えてトリミングをしなかったが、写真の通り多くの観光客がいて、ゆっくり見物できる感じではなかったことを覚えている。




観光客が多いので自然と上の方にカメラを向けてしまったのだと思う。屋根の上(両端)に載っているのは龍?




ここにも龍が。




豫園の入場券。




どのあたりだろうか?




旧共同租界か?




旧共同租界か? よく見ると趣のある通りだ。もっと時間をかけて人の流れが途切れるのを待って撮るべきだった。



この日は、上海(真如)への列車で一緒だった日本人と行動と共にしたが、夜は別行動をとり、僕は従妹の部屋へ遊びに行った。

当時、中国駐在の外国人のコミュニティはとても狭く、外からの客ということで珍しがられ、従妹やその夫の知り合い(西洋人を含む)が何人か集まって歓待を受けた(実は住む世界の異なる人たちのなかに入って居心地はあまりよくなかった)。

夜はホテル近くの西洋レストラン(たぶん紅房子西菜館というフランス料理屋)に連れていってもらった。

なお、この日の夜から上海大廈に泊った(従妹がとってくれた)。