梅雨時の早朝の清水寺の様子を確認してきた(2025.06)
昼食後、近代美術館の見学は次の機会に回すことにし、平安神宮へ向かった。

平安神宮は高校の修学旅行以来だと思うが、今回の目当ては神苑。

平安神宮神苑は、明治の有名な造園家七代目小川治兵衛らのてによる広大な池泉回遊式庭園で(そういえば無鄰菴も小川治兵衛が作庭した庭園)、東・中・西・南の四つの庭からなっていて、1975年には国の名勝に指定されている。



本殿は工事中だったが、ここの目当ては神苑なので問題なし。







神苑では花菖蒲や睡蓮が花盛り。




睡蓮と花菖蒲。




一番手前はつつじだと思う。




サギ(だと思う)と花菖蒲(だと思う)。正直、花菖蒲、菖蒲、カキツバタの違いがよくわからない。













ゴソゴソと音がするので、そちらを見てみると狸だった。







睡蓮? 蓮? 水面から茎が伸びて花が咲くのが蓮らしいが。




池の向こうに見えるのは泰平閣。




右は尚美館、奥は泰平閣。




泰平閣。手前の小島の松の枝ぶりもよい。




尚美館。



平安神宮を出た後は、知恩院をめざしてまっすぐ南へ下って行ったが、まだ、帰りの飛行機まで時間的余裕がありそうなので、途中、青蓮院門跡に寄った。

天明年間(18世紀末)の大火の際、後桜町上皇の仮御所が置かれたことから粟田御所とも呼ばれている天台宗の門跡。比叡山上にあった僧侶の住坊の一つである青蓮坊が起源で、平安時代末期、鳥羽法皇が現在地に殿舎を造営して門跡寺院としての青蓮院がはじまり、上に書いた通り江戸時代には後桜町上皇の仮御所にもなった。相阿弥作と伝える室町時代の庭や小堀遠州作という江戸時代の庭がある。なお、青蓮院といえば国宝の青不動画像が有名だが、本堂に複製写真があるだけで実物は非公開(将軍塚にある青龍殿奥殿に安置されている)。



豊臣秀吉の寄進された「一文字手水鉢」







龍心池と小御所(だと思う)。




何の花だ?




宸殿。もともとは徳川家康の孫である東福門院(後水尾天皇女御)の御所を移築したもので、明治26年(1893年)に焼失しその後復興した建物。



青蓮院門跡を出た後は予定通り知恩院へ向かった。



知恩院へ行ったのは山門を通して見える壁のような石段を見るため。昔は時代劇のロケにもけっこう使われたのだったか? 手前の石段には人がおらず、門をくぐる人もおらず、かつ奥の石段を数人の人が登っている状況を撮りたかったが、そううまくはいかない。



知恩院の山門と石段を見るという目的を達したので帰途に就いた。