京都の紅葉(Olympus XZ-10の再活用テスト)(2024.12)
10年以上前に購入し最近ほとんど使っていなかったオリンパスのコンパクトデジタルカメラXZ-10を再評価するweb上の記事をいくつか目にした。スマホのカメラが優秀になりコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)が絶滅の危機に瀕する一方、その写りがスマホのそれとはやはり一味違うということで、一部でコンデジを再評価する動きがあり、上述のXZ-10を再評価する記事もその流れのなかにあるものだと思う。

自分の場合、ずっとコンデジを愛用していて、ここのところずっと、そのコンパクトさというメリット(写りもそれなりによい)からsonyのcyber shot をお出かけのお供としてきた。しかし、XZ-10を再活用してみようかと思い、その試し撮りのため、12月初め、今年は紅葉が遅れているらしい京都へ行ってきた。

<1日目>
新千歳を朝9時前に出発し11時少し前大阪伊丹到着。この日の目的地は東山方面なのだが、まず向かったのは嵐山。どれだけ混雑しているのだろうという、ある種の怖いもの見たさもあった。



阪急嵐山駅から嵐山公園へ向かう途中に撮ったカット。ここを通るたびに撮っているという記憶。紅葉やはやくすんだ感じになっているか?




観光客で混雑している渡月橋を渡り、嵐山をバックにした渡月橋が見られる場所で一枚。逆光気味であまり上手く写すことができなかった。



この後、嵐電(京福電鉄)嵐山駅へ向かったが歩道の混雑は半端なかった。奥嵯峨の方まで行くとどうなっているのかという興味はあるが、ただ、嵯峨野は今回の目的地ではないので予定通り嵐電に乗車して嵐電天神川で下車して地下鉄東西線に乗り換えて(太秦天神川から)蹴上に移動。

蹴上駅から向かったのは無鄰菴。山県有朋の別荘だったところで庭園が有名な場所だ。入場制限があり予約が必要なのだが、飛行機が遅れた場合どうしようとか、ほかの場所に行くことを考えると何時に予約をいれると効率的だろうかとかぐずぐすしているうちに予約の枠がうまってしまった。しかし、もしかしたら急なキャンセルが出て入場できる可能性があるかもしれないと思い行ってみることにしたのだ。行ってみると「本日は予約でいっぱい」ということで待っていても入場はできないとのこと。

もし無鄰菴を見学することができたら、そのあと白川通りを北上して真如堂へ行こうと思っていたが、まずは無鄰菴からすぐのところにある南禅寺へ向かった。



南禅寺の境内にある東照宮(柵のすき間から撮影)。ちなみに入場口は別のところにある。




何という塔頭かは把握していないが、その甍と紅葉。




南禅寺境内を通る琵琶湖疎水の水路閣。観光客が絶えない場所だが、少しねばってこのカットを撮ることができた。




方丈へ向かう道。今回は拝観しなかった。




三門から法堂方向を撮ってみた。ここも常に観光客が通るので、けっこうねばって一瞬の隙に撮影。



南禅寺のあとは、予定通り白川通りを北上して真如堂(正式名称は真正極楽寺)へ向かった。40年くらい前から何度となく訪れている場所だ。有名な哲学の道からちょっと離れているせいか、昔は紅葉の時期でもそれほど混雑していなかったが、2010年代以降はけっこう混むようになった印象だ。



真如堂は白川通り側からアプローチすると、境内の裏手から入るという形になる。この写真は本堂の裏手から本堂と書院とをつなぐ渡り廊下越しに撮ったカット。










センサーサイズの小さいカメラなのだけれど、レンズが明るく絞り値が小さい状態で撮れるので望遠側で撮るとこんな感じで写ってくれた。










12月(3日)なのにまだ色づいていない葉もあった。







総門。




真如堂前の道。パーキングの看板の右の方に総門がある。




一つ上の写真を撮った場所から南へ向かって歩いて行くと、上の写真に写っている門をくぐる(振り返って撮影)。この門からこちら側が金戒光明寺(黒谷)。




金戒光明寺の塔頭の一つ栄摂院(だったと思う)が特別公開中だった。中までは入らず、仏像だけ撮影させていただいた。紅葉の赤が鮮やか。




金戒光明寺山門。今回は境内を通過歩くだけで拝観はせず。