エルヴァスからマルヴァオンへ
<3日目>。
9時頃、街から道路を挟んで南側にある小高い丘に築かれたサンタ・ルジアの要塞に向かった。この要塞からはエルヴァスの町が見渡せるとのこと。
9時20分頃、要塞の入口に着いたが、10時にならないと開かないとのこと。40分待って要塞の中に入るべきか? 迷いところだけれど、結局、要塞よりも低い位置だけれど、エルヴァスの町はそこそこ見渡せたので、写真を何枚か撮って、アモレイラの水道橋へ向かうことにした。水道橋からは1キロくらいしか離れていないので、気が向いたら戻って来るつもりだ。
サンタ・ルジア要塞のある丘から望んだエルヴァスの街。 |
サンタ・ルジア要塞。一番高いところに登れば、もう少しエルヴァスの街の眺めもよくなるかもしれないが。。。 |
アモレイラの水道橋。横を幹線の道路が走っている。 |
さて、再度サンタ・ルジアの要塞に行こうかと歩き出してみると、エルヴァスの旧市街への別の入口の道しるべがあり、結局、その道しるべに引き寄せられるようにエルヴァスの街に入って行ってしまった。
エルヴァスの街に入ると、エヴォラでも見かけた青い花をつけた木が。 |
昨日も撮ったレプブリカ広場(I Love Elvas が写らないヴァージョン)。 |
ホテルに戻ったのは10時20分ころ。う~む、予定よりだいぶ早く戻って来てしまった。バスの出発は13時。時間がありすぎる。しかし、もうひと歩きという判断はしない。だらだらする、というのも旅の楽しみの一つだ。
早目の昼食をとり、12時前、バスターミナルへ行き、13時のバスを待った。
エルヴァス旧市街の門をを出る際、振り返って。 |
しかし、12時55分になってもポルタレグレ方面へのバスは来ない。ターミナル内にはリスボン行きのバスが停車しているだけである。が、運転手に声をかけられ、このバスに乗らねばならないことが判明。ありがとう、運転手さん。もう少しで、夕方のバスまで時間をつぶさなければならなくところだったし、そのバスに乗るとポルタレグレからマルヴァオンに行くバスには間に合わないのでタクシー利用となり、かなりに出費を強いられるところだった。
このリスボン行きでestremozというとことまで行き、そこからポルタレグレ方面行きに乗り換えなければならないとのことだった。
運転手に促されてチケットを購入すると、elvas 13:00、estremoz 14:00 と印字されていた。
13時に出発したバスは、13時45分にestremoz(エストレモス)到着、14時10分発のポルト行きに乗り継ぎ、15時少し前にポルタレグレに到着した。
さて、マルヴァオン行きのバスは18時15分発である。けっこう時間がある。ポルタレグレは坂道だらけの街なので本格的に歩く気はおきないので(明後日泊ることにもなっている)、ターミナル周辺を少しぶらついたり、ターミナルでボーッとして時間をすごした。街を歩いてターミナルに戻ると、さきほど見かけた「MARVAO」と書いた段ボール紙を持った西洋人のヒッチハイカー二人組がいなくなっていた。首尾よく車を見つけられたのか?
18時15分、マルヴァオンへ向かうバスが出発。このバスはBeira行きのバスで、ほぼ高校生の帰宅便という感じだった。毎日、同じメンバーで同じバスに乗っているはずなのに、なぜそんなにたくさん騒げる話のネタがあるのか? っていうくらいワイワイ。しかし、思い返すと、自分の高校時代も帰りの地下鉄では、けっこう周囲の客に迷惑をかけていたような。。。
18時55分、マルヴァオン到着。少し迷いながら、予約しておいたホテルへ向かう。
しかし、コバエ(?)が大量発生していてひどかった。季節的なものか?
マルヴァオン。マルヴァオンはサン・マメーデ山脈にある860m余りの岩山の上に築かれた城壁の中に形成された街で、山のてっぺんの部分にちょこんと載ったような形なので、「鷲の巣」と呼ばれている。が、中に入ってしまうと「鷲の巣」感はない。 |
街の西端にある城から見た夕日。 |
城の上から薄暮のマルヴァオンの街を望む。 |
本日の宿。 |
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