建水小火車に乗って団山村へ

4日目。


朝の建水古城。




建水古城の東門にあたる朝陽楼。




臨安駅に停車している建水小火車(火車=汽車・列車)。かつてスズ輸送のため敷設された鉄道で、当初レールが狭軌だったため小火車と呼ばれたとのこと。2010年に廃止されたが、2015年、一部区間を使用して観光列車(建水小火車)が運行されることになった。




車両は観光用に特別に作られたもの。乗客はほぼ中国人観光客のみだったと思われる。




臨安駅の切符売り場。観光列車の料金は100元だが、文廟か朱家花園のチケットがあると70元だった。




乗車の際、水と建水名物(?)のお菓子が配られた。



この日の列車の運行スケジュールは次の通り。
9時臨安駅出発、途中、9時25分双龍橋(観光)、10時7分郷会橋(観光)、10時50分団山駅、13時団山駅出発、13時45分臨安駅。



建水小火車の路線は、途中、清代に建造された双龍橋の横を通っており、さすが観光列車だけあって、そこで停車して観光タイムとなった。ガイドが案内に従って乗客が橋の観光をする仕組みになっていたが、ガイドは中国語のみだし、好きな角度から橋を眺めたかったので他の客とは別行動をとった。






次に停車したのは郷会橋駅。古い駅舎が残っており、ここでは駅舎観光。




終点の団山駅。




左奥に見える橋を渡って団山村へ向かう。




団山村入り口。入場券を購入して村に入る(建水小火車のチケットがあると50元が30元に割引になる)。中国のあちこちに残る古い村では、入場料をとるというシステムを採用しているが、それはある程度観光化が進んでからという感じなので、この村も相当以前から観光地として整備されていたのだと思う。現に観光列車が走っているし。



団山村は、清代にスズ鉱山の開発やスズ販売で財を築いた張一族が清代末期に建設した豪邸がいくつも残っており、建水の古民居博物館と呼ばれているそう。前日、朱家花園で見たような建物(朱家花園よりは質素)なので新鮮味は感じなかったが、このような辺鄙なところに、いくつも豪邸が立ち並んでいるというのがすごいと感じる。



もう収穫の時期が来ているのだ。




立派だがややくたびれた感じのする所も。




張家花園。




張家花園内の建物の2階から。






普通に生活の場となっている住居。「入っていいよ」という感じの張り紙があったので入ってみました。往時は立派な建物だったと思うがかなり傷んでいる。




ニワトリを飼っている家が多い。時節柄鳥インフルエンザが気になります。




トウキビ(北海道ではこう言います)を干していた。




コンビニみたいな店。








唐辛子。書かなくてもわかるか?




こんな感じで道標も完備している。






村の外れにあったザクロ(だと思う)の木。なっているのをみたのは初めて。