シンガポールからマラッカへ

<3日目>
9時半少し前、ホテルをチェックアウトして、徒歩でクイーンズ・ストリートにあるバスステーションに移動。


ホテルの部屋からか?




バスステーションに移動する道すがら見たシンガポール国立博物館。




シンガポール美術館。こちらも建物を見ただけ。




ペイントされたベンチの並ぶ通り。




マレーシア行きのバスターミナルというかバス発着所のチケット売り場。




マラッカ行きのバス。自分はマラッカ行きを選んだが、ジョホールバル行きのバスがけっこう頻発。



11時10分、バスが発車(定刻は11時)。

12時頃、国境。シンガポール出国、マレーシアイ入国ともにスムーズに終了。

15時頃、マラッカのバスターミナルに到着。

ターミナルで使い残したシンガポールドルをマレーシア・リンギットに両替して、リンギットの細かいお金を確保して、バスで市内へ移動。

17時前、予約しておいたホテルにチェックイン。



マラッカでのホテル。中心部からは少し離れたところにあるビジネスホテルみたいなホテル。一泊3000円くらい。




部屋の天井にメッカの方角を示す矢印があった。



マラッカは東西貿易の海上ルート(いわゆる”海のシルクロード”)の要衝として繁栄したところで、14世紀末にマラッカ王国が成立したと考えられる。活発に東西交易が展開されるなか、イスラム世界との交流も盛んに行われ、急速にイスラム教が広がり、15世紀前半には国王がイスラム教に改宗した。

15世紀末、バスコ・ダ・ガマがインドのカリカットに到達し、以後、ポルトガルのアジア進出が始まり、16世紀初めにはポルトガルはマラッカを攻撃して支配下に置いた。ポルトガルはさらにマカオに進出して、そこを拠点に日本との貿易を展開した。

ということで、日本も関わる世界史的な展開において重要な位置にあるマラッカは、何となく興味のある都市だった。

マラッカに行ったら高台からマラッカ海峡を眺めて、東西交易の歴史に思いをはせようと思っていたので、まず、ポルトガル支配下、建設されたセント・ポール教会があるセント・ポールの丘に登った。



セント・ポールの丘から望んだマラッカ海峡。奇麗な夕日を見たかったが、天気が今ひとつでそれは期待できなかった。




一つ上の写真は背の高い建物を避ける形で撮ったので、そこそこ趣が感じられるが、目に入った景色はこんな感じ。




セント・ポール教会(1521年)跡。ザビエルゆかりの教会としても知られる。ザビエルは日本で布教した後、いったんインドのゴア(ポルトガルの拠点)に戻り、今度は中国へ布教に出かけたが、そこで病没し、その遺骨はいったん、ここセント・ポール教会に移され9か月安置した後、ゴアに移された。




セント・ポール教会。



夕日が期待できないので、丘から下り、チャイナ・タウンへ移動。



超個人的なメモ=lorong hang jebat 通り(グーグルマップのストリート・ビューを見ていると判明)。




セント・フランシス・ザビエル教会。マラッカ川畔から撮った。




マラッカ川沿いの白い花(何だ?)。後方にはセント・フランシス・ザビエル教会の尖塔。ちょっと凝った絵を作ってみた。




一つ上の写真と同じ場所。




チャイナ・タウン。ナイト・マーケットの準備中?




福建会館と準備中(?)の露店。




たぶん中国風とヨーロッパ風が折衷された建物。




マラッカの伝統的なサンダルのミニチュア。