飛行機の乗り継ぎ時間を利用して大英博物館に行く

<8日目>
この日は朝9時の便でロンドンへ飛び、その後、夜の東京行きに乗り継ぐことになっている。

6時、乗り合いの空港送迎バス(前日に予約)で出発。

C氏・N氏とはここでお別れ。にわかのツアコンもどきに満足してもらえたのであればうれしいが。

お二人は、この日の17時過ぎ発のトルコ航空便で帰国の途につくので、まだ、少しだけ時間がある。ということで、スルタンアフメット・ジャミイ(ブルーモスク)とかグランドバザールとか、まだ行っていない旧市街の主要な観光地を訪れた模様。

乗り合いの空港送迎バスはいくつかのホテルに寄りながら客を乗せ空港へ向かった。

7時少し前アタチュルク空港到着。

9時、英国航空便は定刻通り出発。

ロンドン時間の12時ヒースロー空港到着。

帰国便の出発まで7時間余りある。

出発2時間前までに空港に戻るとして、5時間は時間があるのでロンドン市内に出た。

すでに書いた通り、今回の旅の荷物は25リットルのデイパック(プラス小さなショルダー)なので、ちょっとした街歩きはまったく苦にならない。

目的地は大英博物館とビートルズ・ストア。

地下鉄でピカデリー・サーカスまで出て、中華街の中華料理屋で昼食をとった後、歩いて大英博物館へ(92年以来の再訪)。

大英博物館での目的は古代エジプト成分の補給。エジプトとはかなりご無沙汰なので、ときどきエジプト成分を補給したくなるのだ。

入口のクロークでデイパックを預けて、古代エジプトの展示がある部屋へ向かったが、そこへ行く途中にあるのがアッシリア(BC 2500-605)の展示室。



アッシリア王国 の王アッシュールナツィルパル2世 (在位:BC 883-859) の石柱。19世紀半ばニムルド遺跡(現在のイラクの北部)から持ってきた(奪ってきたというのか正確?)もの。しかし、イスラム過激派組織イスラム国によって各地の遺跡が破壊されたので(ニムルド遺跡も完全に破壊された)、こうして保存されたのは、結果論ではあるがよかったというべきか。




人面有翼獣。アッシリア王の宮殿を守っていた守護獣で紀元前9世紀に作られたもの。これもニムルド遺跡出土。




アッシリアの展示室と古代エジプトの展示室はこんな隣り合っている。




古代エジプトの展示。一つ一つをじっくり見るというより、雰囲気を楽しんだ。



古代エジプトの展示物を目当てに大英博物館を訪れたが、やはりアッシリアの展示物がなかなかすごいので、もどって見学。



レリーフが沢山展示されている。翼を持つ人間の像がけっこうあったが、これは精霊だとか。






これも精霊だと思う。






アッシリアの展示室にはアッシュールバニパル王のライオン狩りの様子を描いたレリーフもずらっと並べられていたが、残念ながら写真は撮っていない。

この後、もう一度古代エジプトの展示を見てから、博物館を出る前にミュゼアム・ショップをのぞいた。アッシリアの展示物のミニチュアとか何かがあったら買いたいと思ったのだが、残念ながらそういう商品はなかった。






大英博物館。彫刻がなかなかのものだったので1枚。iPod touchで撮ったのだけれど、そこそこ写ってくれた(以下の写真もすべてiPod touchで撮影)。




大英博物館を去る前に1枚。再び訪れる日が来るのか?



この後、ビートルズ・ストアへ(ベーカー・ストリートにある)行くことにしており、移動途中迷いことも考慮したため、大英博物館には1時間くらいしかいられなかった。



大英博物館の前の通り。




左角の建物はパレス・シアター(宮殿劇場)(のはず)。大英博物館から近い地下鉄駅はトッテナム・コート・ロードだが、そこからベーカー・ストリートへ行くには乗り換えがあるので、5分くら余計に歩いてピカデリーサーカスまで戻り、ベーカー・ストリートへ向かったようだ。上の写真はピカデリー・サーカスへの道すがら威厳のある建物があったので撮ったもの。



ベーカーストリート駅で地下鉄を降り、この日最後の目的地ビートルズ・ストアへ。

自分用のキーホルダーとボタンバッジを購入。対応してくれた店員はどうも日本人のようだったが、「サンキュー」と言って会計を済ませて店を出た(この旅行記を作成するにあたってビートルズ・ストアのホームページを見ると、やはり日本人スタッフがいるようだ。日本人の客が多いのだろうか?)

ベーカーストリートから地下鉄でパディントン駅へ移動し、ヒースロー・コネクトという列車でヒースロー空港へ移動した。ビートルズ・ストアに寄ることにしたため、けっこうあわただしかったかな、と思う。


終わり。