パタラとアンタルヤ

<2日目続き>
16時頃、クサントス遺跡、レトゥーン遺跡めぐりからペンションに戻ると、すぐにパタラ遺跡とビーチをめざして歩き始めた(この旅行記を書くために、グーグル・マップでフラワー・ペンションから遺跡までの距離を調べてみたところ、約2㎞、ビーチまでは3㎞弱だった)。

詳しいメモがないのだが、たぶん16時40分前後にパタラ遺跡に到着。

遺跡エリアに入るため入場券を購入したが、冬季なので遺跡が開いているのは17時まで。ただ、フェンスとかはないので、劇場とか特定の場所のみ鍵がかけられることになっているのだろうか? また、ビーチへ通じる道の通行は問題なさそう。

遺跡はかなり広大でくまなく歩くのはあきらめ、ビーチへ向かって歩いた。



遺跡の入口付近にあった石棺。



遺跡入口付近にある門。



17時少し前、ビーチに到着。



誰もいない(わけではない)海。足跡がないと最高だったが、ここまで来て良かったと思える場所だった。




日没まではまだまだ時間があった。




いくつかの足跡の主と思われるカップル。


夕日を見てからパタラの集落に戻るという選択肢もなくはなかったが、40分くらいかかるので、真っ暗になってしまう。ということで、日がだいぶ傾くなかペンションに戻るべく歩き始めた。



遺跡エリアで羊の群れに出会った。




整然と並べられた遺跡の石材。この先、復元作業が進められていくのだろう。




遠くに遺跡の入口付近の門が見える。




今来た道を振り返る(ビーチへ続く道)。この辺で撮った動画(mp4、6.4Mb)




開店休業状態のペンション併設のレストランで出会った猫。夕食はここで食べたんだったか?




<3日目>


朝食はペンションを経営する家族の食堂のみたいな部屋で。シーズンオフ専用の食堂だと思う。




皿の盛り付けはペンションを経営しているオヤジによるもの(この日の客はたぶん自分一人でセルフサービスではなく、すべて用意してくれたと思う)。黒いものはオリーブの実の酢漬け。日本にいるときは食べないが、トルコに行ったときは好んで食べる。




部屋から。写っている道はたぶん、幹線道へ続く道。




フラワー・ペンション。良い宿だった。



9時半ころ、ペンションを出て幹線道路との分岐点に歩き出した。



幹線道路までの道中に撮った写真。遠くに雪山が見えるが、春の花(何だろう?)が咲き乱れていた。奥に見えるハウスではトマトを作っているのだろうか? 村内放送みたいのが流れていて、「〇×ドマテス(トルコ語のトマト)、〇〇××△(数字)」とか言っていた。たしか、アナウンスの中に地名というか都市名も入っており、その日の各地の市場でのトマト(など)の値段を流していたと思うが。。。



10時頃幹線に出たと思う。あまり長時間待つことなしにドルムシュがやって来て、11時頃カシュ到着。



カシュのオトガル(バスターミナル)だと思う。



11時半、ミニバスでアンタルヤへ向けて出発。

15時20分、アンタルヤ到着。

オトガルを出ると、アンタルヤの中心部で、カレイチ(=城内)と呼ばれている旧市街に向かい、この日の宿を確保。

まず、カレイチの南側にあるカラアリオウル公園を抜けたところの海岸にあるホテル・ペルゲをめざした。

こじんまりとしたホテルで、一部の客室が海に面しているだけで、必ずシー・ビューが楽しめるというわけではないが、レストランが海に面しており、天気がよいと、そこからの海や海越しに見える山の眺めが素晴らしいところなのだ。

しかし、残念ながら改修工事中のようで(ホテルとして営業を再開するための工事か別の用途の建物に作り替えるための工事かはわからなかった)、カレイチに戻りスィベルというペンションに部屋を確保した。

宿を確保した後、すぐに街を散歩というわけにはいかなかった。実はこの時、トルコ国内では空港アクセスに混乱が生じており、翌日の空港への足の確認をしなければならなかったのだ。

トルコ各地で空港アクセスを担うハワシュのバスが、認可に関わる問題か何かで営業権を停止されるとかいう問題が起きており(記憶をもとに書いているのでかなり不正確です)、イスタンブールはもちろん、アンタルヤでも公式にはハワシュのバスは運行されていないことになっていたのだ。

アンタルヤに到着した際、オトガルのインフォメーションでハワシュについて尋ねてみたところ、「ない」との回答だったし、アンタルヤ市街にある観光インフォメーションで尋ねても、答えははやはり「ない」だった。

タクシーを利用すれば事足りるのだが、空港と市街地を結ぶ市バスが走っているので、それを利用しようと考え、バス停の確認をするため少し歩いた。



ハドリアヌス門。130年、ローマ皇帝ハドリアヌスがここを統治した記念に建造された門。




<4日目>


スィベル・ペンションの猫。




スィベル・ペンションの敷地へやってきた猫。



10時半、チェックアウト。

荷物を預かってもらい、アンタルヤの街を散策。



カレイチの入口あたり。奥の時計塔の向こうが城外。しかし、前日までの晴天とはうって変わって、空は重たい雲に覆われていた。まあ、これがこの季節においてはよくある天候なのだが。




雲があって、山がなかなかいい感じで見える。




画面左にある塔はイヴリ・ミナール。ルーム・セルジュク朝期にビザンツの教会がモスクに改造され、ミナレットが新造されたとか。




アンタルヤは海越しに見える山の眺めがなかなかの場所だ。もちろん晴天時の眺めも良い。トルコの地中海側が意外と山がちであることを感じさせる眺め。




カレイチ。




スィベル・ペンション。割りとペンションの切り盛りをしているおばさんがとってもよい人だった。



12時少し前、ペンションに戻り荷物をピックアップして、市バスで空港へ向かった。

12時30分、バスに乗車し13時すぎに空港到着。

空港に到着してびっくり。オトガルや観光インフォメーションではないことになっていたハワシュの空港とオトガルを結ぶバスがちゃんと停まっているではないか。

15時30分、イスタンブール行きの便が出発。

16時40分、イスタンブール・アタチュルク空港到着。

さて、この後はすぐにはイスタンブール市街に向かわず、空港で時間をつぶした。日本から知人の到着を待つためである。