ポルトの路面電車、FCポルトの試合観戦、そしてちょこっとロンドン

<3日目続き>
ポルトの街を走る路面電車が被写体として魅力的だったので、よさげな背景ととも写せる場所を探して歩いた。



電車がやって来た。




上の写真の電車を追いかける形で撮ったものだが、坂道を走る電車がいい感じで撮れた。




グレリゴス教会の塔の横にも電車の線路があったので、当然ここでも路面電車を狙って待った。なかなか来ないので、あきらめかけていたところに電車が登場。30分に1本しか走っていないようだった。




すぐ上の写真で撮った電車を追って撮った。




壁全体がアズレージョで飾られた教会(名前はわからない)。



いったんホテルに戻り、暖をとってからスタジアムへ向かった。

メモによると、夕食はサンドイッチと紅茶で済ませている(昼が重かったので軽く済ませたようだ)。

FCポルトのホーム・スタジアムであるドラガオン・スタジアムはメトロA・B・C・E線の終点にありメトロF線も通っているという非常にアクセスが優れている。

メトロのエスタディオ・ド・ドラガオン(ドラガオン・スタジアム)駅を出るとすぐにチケット売り場が見えた。

スタジアムにはキックオフ1時間半くらい前(キックオフは20時15分)に着いたと思うが、チケット販売窓口の前には人があまりおらず、チケットはすんなり購入できた。

ところで、入場の際、ちょっと問題が発生。入場時の荷物検査で一眼レフは持ち込めないと言われてしまったのだ。一眼レフはプロフェッショナル用とみなし、持込は許可できないということだった。

これはまずい。今回の旅の主たる目的はフッキのプレーを見ることだが、その姿をカメラにおさめて、帰国後コンサドーレの応援仲間に見せることも大きな目的だったからだ。

いつも持っているサブのコンパクト・デジカメも持って行ない。家を出る直前に機内で読むための文庫本を一冊デイパックへ(24ℓほどのデイパック一個で出かけた)。その分の重さを減らすため、デジカメを家に置いてきてしまったのだ。

持っているカメラは一眼レフではあるが、マイクロ・フォーサーズなので、まったくプロ用とはいえるものではないのだが、スタジアムの荷物チェックの担当者にそれはわからず、結局、クロークみたいなところでカメラを預かってもらいスタンドに入っていった。

ところで、、このカメラ持込をめぐって英語を話せるスタッフが現れて、「ポルトが好きなのか?」「フッキを見に来た。彼、日本でプレイしていたし」「そのためにわざわざ来たのか。楽しんでいって」という感じで話ができたので良かったというべきか。

なお、幸いiPod touch を持っていたので、この試合の画像が残せないという最悪の事態は回避できた。



キックオフ1時間くらい前に撮ったものだが観客がほとんどいない。キックオフ1時間前の入場というのは日本では普通だが、こちらでは普通ではないようだ。早く来すぎた。寒さをこらえなければならぬ時間が長くなってしまった。上述の通り、iPod touchで撮影した画像だが思い切り修正をかけてもこんな感じ。




キックオフ直前。華やかなムードだった。メイン、バックスタンドとともにそこそこ観客が入っていた。僕の席(写真を撮った場所)の料金は30ユーロ(料金はソシオがかなり割安に設定されているが、一般客は50、40、30、その下にさらに2種類くらいあったか?)。




FCポルトのサポーター席。




フリーキックをけろうとしている選手が、この日のお目当てのフッキ。


対戦相手が最下位争いをしているチームだったので、試合全体を通しての熱さは本来のものとは程遠かったのかもしれないが、得点時は大盛り上がり。スタンド全体が総立ちとなった。(4-0でポルトの勝利)。

22時15分ころ、ホームの勝利で幸せな空気が漂うなか、カメラを受け取り、ホテルへの帰途についた。

気温はおそらく2~3度までは下がっており体は冷え切っていた。

寒さに備えて使い捨てカイロ3つとナサの技術を取り入れたという保温シートも持っていってはいたのだが、けっこうきつかった。


<4日目>
朝の便でポルトからロンドンヒースローに飛んだ(メモがないので詳しい時間はわからないが、ホテルからタクシーに乗ったときはまだ薄暗かった)。

日本への帰国便は夜なので、けっこう時間がある。ということで、当初の予定通り、ヒースローからヒースローエクスプレスを利用してパディントン駅に出て、そこからアビーロードスタジオ方面へ向かった(そんなに遠くはない)。目的はビートルズのアルバム『アビーロード』のジャケット写真が撮影された横断歩道である。

冷たい雨の中、日本をたつ前にプリントしておいたグーグル・マップを頼りに歩いて行った。

迷うことなくアビーロードスタジオ前に到着。



アビーロード・スタジオの入口(もちろん中には入れません)。




ビートルズのアルバム『アビーロード』のジャケット写真の撮影場所である横断歩道。




あいにくの天気ながら、やはりビートルズを真似て横断歩道で記念撮影をする観光客も。




アビーロードスタジアムの塀には沢山の落書きが。




ウェブでいろんな人の旅行記を見るとこの絵は消されてしまった模様(相変わらず落書きは沢山)。




アビーロード・スタジオの最寄りの地下鉄駅であるセント・ジョンズ・ウッド駅にはビートルズ・コーヒー・ショップという店があった(その後この店は閉店して現在はエレクトリック・コーヒーという会社が経営するヘルタースケルターというコーヒー、コーヒー豆、ビートルズグッズを販売する店に変わっとのこと)。



この後はヒースロー空港に戻り帰国便に搭乗した。

ところで、地下鉄でセント・ジョンズ・ウッドからパディントン駅に行くには、ベイカー・ストリート駅での乗り換えが必要で、このベイカー・ストリート駅は多くの路線が集中しており、けっこう乗り換えに手こずった記憶がある。また、地下鉄運賃は4.3ポンド(確かこれが当時の最低運賃で日本円の650円くらい=当時のレートで)で、ロンドンの地下鉄運賃の高さも印象に残っている。

終わり。