コーチンからジョードプルへ


早朝5時すぎ、前日にお願いしておいたタクシーで、空港へ向かう。まだ、真っ暗で、そんなわけはないのに、どこか変な所へ向かっているのではという、かすかな不安が心をよぎる。しかし、やはりそんなわけはなく、6時過ぎには、ちゃんと空港到着。

すぐにチェックインしたが、コーチン-ムンバイ-ジョードプルをスルー・チェックインしてくれた。確かに、ムンバイでの乗り継ぎ時間は1時間しかなく、一度到着口を出てからでは、セキュリティ・チェックの厳重さから考えて、間に合うか間に合わないか、かなり際どいところ。

しかし、来るときのムンバイの搭乗待合室は、完全に到着の乗客の通路と別になっており、ムンバイに着いた後、どんなことになるのか、はたして乗り継ぎはちゃんとできるのか、若干不安だった。

ムンバイには定刻の11時15分に到着。到着直前に、デリーとジョードプルへの乗り継ぎ客は降機後、地上係員にコンタクトをとれ、というアナウンス。何がしかの方法で、次のジョードプル行きの便の搭乗口まで誘導してくれることがわかり、一安心。

飛行機を降りてみてびっくり。先日、搭乗したターミナルとはまったく別の新しいビルだった。どういう使い分けをしているのかはわからないが、再度のセキュリティ・チェックも受けることなしに、次の便の搭乗待合室へ移動することができた。

ムンバイの滑走路の混雑のため、若干出発が遅れたが、定刻から15分遅れの12時55分、ジョードプル到着。この旅も、インドの国内線の運行は比較的正確だった。

到着ロビーを出ると、プリペイドタクシーと並んで、プリペイド・リクシャーのカウンターが。プリペイドリ・クシャーなんというものもあるんだ、と驚いたが、タクシーを選択し、ジョードプルの中心部であるサダルバザールへ移動。



サダル・バザールの入り口。


サダル・バザール近くでタクシーを降りると、その喧騒にめまいを感じた。といっても不快というわけではなく、ある種の酔いにも似たものだった。車やオートリクシャーのエンジンの音、そして車のクラクション、ビービーというオートリクシャーのブザー、人々のざわめき。ちゃんと野良牛もいる。コーチンとは随分違う。ずっとインド、インドした感じ。


さて、サダル・バザール近くのホテルというかゲストハウスに部屋をとると、さっそく、メヘラーンガル砦に向けて歩き出した。

ジョードプルは、15世紀後半、ラージプートの一氏族がワールワール王国の首都として造った街で、その中心にそびえたっているのがメヘラーンガル砦である。130mの岩山の上にさらに36mもの城壁を築いた巨大な砦だ。



何屋さん?



水色にペイントされた建物が多いのが、この街の特徴(ブルーシティと呼ばれている)。



砦へ登っている道から望んだジョードプルの街。遠くに見えるのはウメイド・バワン宮殿。



大きい。







砦の中にある宮殿の一室。



砦から望んだ旧市街。本当にブルーシティだ。





砦の正門を撮り忘れていたので、帰りがけにパチリ。



ゲストハウスのレストランから見た砦。ここのところ凝っているブルーモーメント。ブレテしまった。



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