アレッポ近郊ツアー(2)

<3日目続き>
次に行ったのはカラート・サマーン(聖シメオン教会跡)。聖シメオンは5世紀前半から半ばにかけて厳しい修道生活を送るために36年もの間石柱の上ですごし、そこで亡くなった。その間、シメオンの噂を聞きつけた人々が彼のもとに訪れるようになり、シメオンの説教を受けた。その石柱は巡礼地となり、5世紀末、その柱を中心にシメオンを記念する建造物が建立されたが、それがカラート・サマーン(聖シメオン教会)。



聖シメオン教会跡はこのような丘の上にある。5世紀の建設されたこの教会は往時はたいへん栄え、北シリアのすべての道がこの教会に続くといわれるほとだったとか。










保存状態がよい遺跡だった。




アーモンドの花だろうか?




名前のわからない黄色い花。今回の旅ではこの花があちこちで盛りを迎えていた。




こっちの花は何という花だろうか?













中央の石みたいなものは、聖シメオンが36年間すごしたと言われる柱の残骸だとか。この柱を中心に十字形になるように4棟の聖堂が建てられた。記憶は定かではないが、この”柱”の写真をきちんと撮っていないので、ここを訪れたときは「何だこの大きな石は」くらいな感じでしか見ていなかった可能性がある(『歩き方』にはちゃんと聖シメオンと柱の話は書かれていたのだが。







かなりの本降りになってきたので(写真ではよくわかりませんが)、これにて聖シメオン教会から退散。