アレッポ近郊ツアー(1)

<3日目続き>
13時半少し前、スプリング・フラワーズ・ホテルへ行くと、もう一人ツアーに加わったとのこと。ということで、1000ポンドバックかと思いきや、帰ってきたのは750だけ。ホテルのレセプション氏曰く「参加してくれたのはフランス人学生で750しか出せないといっている。これでも安くなったんだからハッピーだろ?」

う~む、難しいところだが、2000を前払いしているわけで、金がないわけではないのはばれている。金のあるものがより多く負担するというは、イスラム世界での常識。ここで「平等に」と主張して出発が遅くなるのも避けるべきか。

現れたフランス人がどこかブラッド・ピッド似の青年。ドライバーとともに簡単な挨拶をして出発。



最初に案内された場所はmushabbakというところ。ドライバーは「ムシャバク」と言っていた。シリア北西部には1世紀から7世紀にかけて形成された村で、8世紀から10世紀にかけて打ち捨てられて廃墟と化した「死者の街」とか「忘れられた街」とよばれる遺跡(Dead City)が点在している。「ムシャバク」もそうした遺跡の一つで、保存状態のよい教会跡が残っている(5世紀後半に建てられたらしい)。






























次に行ったのはカトゥーラという所。ここは死者の谷と呼ばれている。




カトゥーラ。写真は墓のある岩の上の方にあるレリーフ。




カトゥーラ。写っている車はツアーの車。