サナア(2)

<7日目>
イエメンにいられる残り時間は2泊3日。3日目は飛行場に移動して出発するだけだから、使える時間は2日。そのうち1日をサナア近郊の観光にあてることも可能だが、ホテルとサナアの街中を頻繁に行き来することにした。街並みを見るならばやはりサナアだ。



ホテルからサナアの中心部を望む。




ホテルの部屋。



午前中は、まず郵便局へ行って絵葉書を投函し(例によって自分宛のものも出した)、その後、旧市街へ向かった。



これはイエメン門の上から撮ったもの。96年に訪問したときは、門をくぐってすぐの所の広場は青空市場だった。




上の写真は96年3月に、イエメン門をくぐってすぐのところにあった青空市場で撮ったもの。




何の人だかりだろうか?円の中心に物売りがいるのか? それともある種の大道芸でもしているのか? 下の動画では歌声が聞こえてくるので、人だかりのまん中で歌が歌われていたのかもしれない。




イエメン門の上からの眺め(mp4=2.3Mb)。音量注意(車のクラクションがかなりうるさいです)。動画の後半では太鼓に合わせた女性の歌声が聞こえる。もっと長い時間撮影しておけばよかったと悔やまれる。




旧市街の奥深くへ入っていった。




頭上から「フォト、フォト」と言う声がした。子供たちは写真が好き(撮られるのが好き)。カメラを持って歩いていると、写真を撮って欲しいと声をかけられる(大人からも声をかけられたが)。旅行者の声を聞く限り、サナアの子はまだ観光ずれしていないとのことだったが、イッブでのことがあるから、ちょっと警戒していた。家の中の子はお金は要求して来ないので、安心してパチリ。




最初、右2人の女の子が「撮って、撮って」と来た。そこに左の男の子が入り込んできたら、真ん中の女の子は「あっち行ってよ」という感じで押していたが、最後はこんな感じで並んで写真におさまった。3人の背の違いがいい感じ(だと個人的には気に入っている)。逆光だけど。










伝統的なイエメン建築内部を公開しているところがあり(メモがなく名称は不明)、そこを見学。




たぶん、一つ上の写真と同じ建物から撮ったもの。




これも同じ建物から撮ったものだと思う。




各建築物にほどこされた漆喰による模様は千差万別で全部カメラに収めたくなってしまう(実際には無理だけれど)。




ここはサナアに着いた2日目にも歩いていると思う。




旧市街の中にはこんな場所も。






昼食後、いったんホテルに戻って一休みした後、ネットカフェに行くが停電でPCが使えず。

仕方がないので、新市街を当てもなく歩いた。



新市街。









新市街を歩いているとき、スーパーマーケットに入ってみた。どんな品ぞろえなのか興味があったからだが、「イエメントン」という紅茶のティーパックが売られていた。イエメントンのティーパックはイエメン旅行の最中何度か見かけたもので、包装の色(デザイン)は有名なリプトンのそれとそっくり。名前の最後に「トン」をふっつけており、おそらく”パクリ”だ。

実は、イエメンで見かけた”パクリ”ネーミングはまだあって、自分がよく見たのはklinix(というつづりだったろうか?)というティッシュ。これはあきらかにクリネックスのパクリだ。

さて、イエメントンだが、20個入りくらいのパッケージならば、ネタとして買って帰りたかったが、あいにく100個入りのパッケージしかなく購入は断念。結局、オレンジジュースを買って店を出た。

ちなみにこの日の夕食は、タハリール広場近くのイエメン版KFCでとった。店の看板の色合いが、本家と同じ白と赤だったのか、それとも旅行者が勝手にイエメン版KFCと呼んでいたのか、それとも僕が勝手にそのように呼んでいたのか、まったく定かではない。