アンタルヤ・テルメッソス・オリンポス・イスタンブール(トルコ) イスタンブール到着後、入国審査を終えた僕はすぐに国内線ターミナルに移動した。初めに書くのを忘れたので、ここにかくことにするが、実はイスタンブールからウズベキスタンへ飛んだ翌日、トルコで大地震が発生して、イスタンブールの近辺を中心に甚大な被害をもたらした。幸いイスタンブール市内の被害はそれほどでもなかったようだが。ということで、イスタンブール近辺の観光をするよりは、地震の被害のなかった地域に行ったほうがよいだろうと考え、アンタルヤに飛ぶことにしたのだ。アンタルヤ行きの便の席は簡単にとれた。 アンタルヤは地中海に面した街でリゾート地として有名。トルコの人々の間でも非常に評判の場所である。が、僕の目的はもちろんビーチではなく、近辺に点在する遺跡である。 午後の早い時間にアンタルヤに到着すると、すぐに市街のはずれにある以前泊ったことのあるホテルへ行った。小さいホテルで、残念ながらオーシャンビューの部屋はあいておらず、メンテナンスもあまりよくなくエアコンは動かなかった。道理で以前よりも安いはずである。しかし、このホテル、海に面したオープンテラスでの朝食が最高なのである。夏の日中のアンタルヤは酷暑なのだが、朝は比較的涼しく、断崖の上にあるホテルから海を見ながら食べる朝食はうまい。
8月27日。 午前中はまず、標高1000mほどの高さにあるテルメッソス遺跡へ行った。公共の交通機関はないので、タクシーをチャーター。テルメッソスの人々は難攻不落の要塞に住み、紀元前333年にはアレクサンダーを撃退し、紀元前70年、ローマから独立した同盟国として受け入れられたということだが、現地へ行ってみると、なるほどこんな場所ならばなかなか攻略は難しいだろうなあという場所である。
午後は、アンタルヤから少し離れたところにあるオリンポスというところの遺跡へ行った。ここも海水浴場としても有名らしい。 14時発のバスに乗り走ること1時間50分、オリンポスへの別れ道でバスを降ろされた。オリンポス行きのドルムシュ(乗り合いタクシー)はなかなか現れず、待つこと50分やっとオリンポスに向かって出発。オリンポス到着は17時10分であった。幸いまだ日は高いが、ちょっと遅い。大急ぎで遺跡の方へ歩き出した。
18時10分のドルムシュで出発。18時35分にさきほどの分岐点到着。アンタルヤ行きのバスはすでに到着しており、ぴったりの接続。アンタルヤまでノンストップだったこともあり、20時前にアンタルヤのバスターミナルに到着した。 8月28日。 バスでアンカラへ移動。アンタルヤ発イスタンブール行きのよい時間帯の飛行機がとれなかったからだったと思うが、わざわざアンカラに寄った理由は忘れてしまった。そして、翌朝イスタンブールに飛び、一泊して帰国の途についた。
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