ケロアン <9日目続き>ケロアンはマグレブ最古のモスクであるグランド・モスク(大モスク)があるため(640年創建、現在残る建物は9世紀に再建されたものの流れをくむ)、マグレブの聖都と呼ばれている。 ケロアンは7世紀後半、北アフリカの征服をめざしたウマイヤ王朝の総督ウクバによって建設された都市で、マグレブのほかスペイン、シチリアをアラブ化するための拠点になった。 その後、ケロアンは9世紀にはアグラブ朝、10世紀にはファーティマ朝の首都として、11世紀にはベドウィンの侵入を受けてチュニスに移るまでズィール朝の首都として栄えた。 ケロアン到着後、ロンリープラネットで目星をつけておいたホテルに部屋を確保(メディナ北側にあるメネマ・ホテル)。
グランド・モスクを出た後、ガリアニ霊廟へ向かった。 ガリアニ霊廟は14世紀に建てられたもので、イスラム教徒ではなくても中に入ることができる。
ガリアニ霊廟の後は、メディナを抜けて北西にあるシディ・サハブ霊廟へ行った。(グランド・モスク、ガリアニ霊廟、シディ・サハブ霊廟とアグラブ朝の貯水池がセットになった入場券だったようだが、貯水池の写真はない=パスしたのか?)。 シディ・サハブ霊廟は、ムハンマドの同志アブ・ザマエル・ベラウィが眠る霊廟で、7世紀に創建されて、17世紀に巡礼者用の宿、モスク、神学校などが付け加えられたとのこと。
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