イスタンブール(1) <15日目>10時半、ホテルをチェックアウトして、イスタンブールへの訪問を繰り返すなかで、なかば定宿化していたホテルに移った。 そのホテルは、チュネルのイスティクラル通り側の駅の近くにあるホテルで、90年の春以来、繰り返し泊っており、フロントを取り仕切っているマダムは、いつもややオーバーとも思える笑顔で迎えてくれ、宿泊料も値引きしてくれた。しかし、そのマダムはもういなかった。
部屋で一休みした後、外出。 昼食後、エミノニュに出て、そこからバスでエユップへ向かった。エユップ・スルタン・ジャミイの裏手の丘の上にあるチャイハネに行くためである。このチャイハネには、すでに何度か訪れている。 エユップ・スルタン・ジャミイも、ムハンマドの弟子アイユーブ・アル・アンサーリーが祀られているモスクで、ムスリムにとっての聖地なのだが、ここはいつも素通りしてチャイハネに直行している。
エユップからドルムシュでアクサライまで移動した後、何となく街歩きをしたり、グランドバザールを歩いたりした。
今一つ食欲がなく、重たい肉料理は食べたくなかったので、夕食は中華料理に避難。カリカリの焼き餃子・チャーハンとスープを食べた。やさしい味(薄味)の卵と野菜スープに救われた(ように思う)。 |