ジローナ-マドリッド(スペイン)


今日の移動はマドリッドまで。地中海沿岸に沿って移動していきポルトガルに入るというルートも考えないではなかったが、意外と時間がかかり、ポルトガル観光の時間がほとんどとれなくなる。というわけで、いったんマドリッドに出て、内陸部を通ってポルトガルへ入ることにした。

いったんホテルをチェックアウト。荷物を預かってもらいカテドラルへ向かった。昨日は夕方に行ったため内部見学の時間を過ぎており、ここの最大の見もの「天地創造のタペストリー」が見られなかったからである。



ジローナのカテドラル。宝物館のようなものがあって、タペストリーはその最奥の別室に展示されていた。なるほど非常にユニークな図柄だった



ジローナのカテドラル前から。


ホテルで荷物を受け取ったあと、11時半ころの列車でバルセロナへ移動。これはローカル列車で予約は必要なし。しかし、夏休みであること、さらに土曜日であることも手伝ってか、とても混んでいた。乗客のまばらなローカル列車で、ゆったりと、ボーっと車窓を眺めながらの旅はできないシーズンである。

バルセロナには13時10分ころ到着。次に乗るマドリッド行きの列車は16時発なので、ちょっと市内に出る時間はある。

駅で昼食を済ませ、またまたバックパックを持ったまま地下鉄に乗った。バルセロナの予習は何もしてこなかったので、行き方の簡単なサグラダ・ファミリアをチラッと見ておこうということにした。それにここはずっと建築中の建物であり、前に見てからかれこれ18年くらいたっているから、変化したはずだし(見てもわからないのだろうけれど気分が違う)。



やって来ました、サグラダ・ファミリア。以前来たときは中に入ったが、今回は外から眺めるだけ。


15時ころ、バルセロナ・サンツ駅に戻り、AVE(スペイン版新幹線)の待合室に入る(いちいち荷物チェックを受けなければならず、ほとんど飛行機の搭乗待合室に入るという感じ)。

16時発のマドリッド行きAVEは、定刻の19時18分、マドリッド・アトーチャ駅に到着。

予約しておいた駅前のホテルにチェックインするとすぐに外出した。

マドリッドは勝手の知ったる街と言いたいところだが、かなり忘れているので、やはり予習なしだときつい。

とりあえず地下鉄に乗り、SOLに出ることにした。あの界隈を歩けばご飯を食べるところも簡単に見つかるだろうし。



すでに20時をすぎているが、この明るさ。


このあたりの土地勘を取り戻すために、少し歩き回ってみた。とはいっても、記憶にある建物が何もなければ土地勘も何もあったものではない。で、行ったのは、過去に行ったことがある「どん底」という日本料理屋。日本料理を食べたいという欲求はそんなになかったが、とりあえず、店を確認できれば、このあたりの通りがどっちへ向かって伸びているかはわかるので。

さて、わりとあっさりどん底は見つかり、このあたりの道に関する自分の記憶が正しいことが確認できた。時間は20時10分ころで、店はまだ開いていない(スペインのレストランの夜の営業開始はとっても遅く20時半か21時くらいが普通か?)。

店先に出ていたメニューをみると、とんかつ定食がなんと8.5ユーロ。安い!(ユーロ安だが日本円で930円くらいだから決して格安ではないのだが)。普通のレストランでスペイン料理を食べたら、絶対10ユーロ以内ではおさまらない。安くて12~13ユーロだろう。この安さを見た瞬間、夕食の選択肢はどん底のとんかつ定食以外になくなった。

ということでで開店(20時半)まで、その辺を歩き回り、まともではあるが安い夕食にありついた。



左手前の店が自分にとってこの地区唯一のランドマーク「どん底」。



マドリッドのSOL(ソル)界隈。



ソルで見かけた大道芸人(?)。



マヨール広場(そういえば、ここも僕にとってはランドマークだった)。





SOL(ソル)。



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