クロアチア内の移動


スプリット行きのバスは、途中ドブロブニクのバスターミナルで小休止、さらに道はボスニア・ヘルツェゴビナ領を通過するのだが、運転手や車掌がそこで昼食をとるため小休止。僕はユーロしかもっておらず、店で両替ができるかどうかもわからないし、また、できたとしても、中途半端にボスニアの通貨(コンベルティビルナ・マルカ)が残っても嫌なので、飲まず食わずでスプリットまで行くことにする。

13時半ころ、スプリット着。
バスを降りると早速、プライベートルーム(一般の家庭がお金をとって観光客を泊めてくれるところ)のおばさんが声をかけてきた。スプリットも前回来たときに観光しているので、「シベニクに行くから」と言って断る。

さて、まずは両替、そして、やや遅い昼食をとり、14時半のバスでシベニクへ向った。前回のクロアチア訪問はほとんどドブロブニクを見ることだけが目的だったので、経由地だったスプリット以外には目もくれなかったが、ガイドブックを見ると、アドリア海沿岸には、あることあること、魅力的な街が。しかし、今回も余り時間がない。メインはユーラシア陸路横断の未踏区間つぶしである。そして、ガイドブックをパラパラとめくっていて目にとまったのがシベニクである。

シベニクには世界遺産に登録された聖ヤコブ大聖堂があり、さらに中世の雰囲気を色濃く残した路地があるらしい。一泊するために立ち寄るだけだが、とうぜん何も見所のない街よりは全然よい。

16時半すぎシベニク着。ホテルに荷物をおいてすぐに外出。
この日は曇り空で、冷たい風が「ピープー」吹き、街も異様にひっそり閑として、観光気分はあまりもりあがらない。しかし、旧市街はなかなか魅力的な街並みであった(アドリア海沿岸の街を沢山見ていたら飽きたのだろうが)。



聖ヤコブ大聖堂。15~16世紀にかけて建設されたもので、ゴシック様式で建設され始めたが、途中でルネッサンス様式に変更されたとか。



たくさんのアーチを持つ建物は、聖ヤコブ大聖堂脇のクロアチア共和国広場に面してたつ市庁舎。残念ながらカメラの調子が悪く、下5分の1くらいが欠けてしまった。上の大聖堂の写真の幅が狭いのも同じ理由。





人気がほとんどなかった旧市街。



聖ヤコブ大聖堂遠景。



教会が並ぶドン・クルスト・ストシッチ通り(だったと思う)。


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