クロアチア~イタリア


朝、8時45分ころのバスでシベニクを出発。明るいうちにイタリアに入ることができるのならば、いっきに行ってしまうつもりだが、まず、あっさりクロアチアを出てしまうのももったいないので、まず、ザダル(『歩き方』の表記は「ザダール」だが、バスの切符を買うとき「ザダール」では通じず「ザダル」で通じた)へ向った。旧市街は少しは見るところがありそうなので。

10時15分ころ、ザダル到着。すぐに旧市街へ向ったが、ゆっくり見るべきものもなさそうなので、すぐにバスターミナルにもどって、12時過ぎのリエカ行きに乗車。


ザダルには中世の城壁に囲まれた旧市街が残る。写真は旧市街の正門。



聖ドナ教会。


16時10分ころ、リエカ到着。イタリアのトリエステ行きのバスの時刻を調べると、6時、12時、17時。リエカに1泊するならば、時間の無駄を省くため、6時のバスで出発すべきだろうが、となると5時には起きなくてはならないが、そうまでして1泊したくはない街だ、リエカは。昼12時発のバスで出発すると、その日はイタリアに入っておしまいという感じで、もったいない。ということで、リエカ泊はやめて、17時のバスでトリエステまで行ってしまうことにする。



リエカのバスの発着所前。


リエカからトリエステの間には、ほんの少しだが、スロヴェニア領内を通るところがある。国境越えなので、当然パスポート・チェックもあるが、地元の人たちはパスポートではなく、IDカードで出入国していたようだ。

19時40分、トリエステに到着。

翌朝はトリエステ市内を少しだけ散策してから移動。



2世紀初頭につくたれたローマ劇場。この裏手の山の上に15世紀以降に建造されたサン・ジェスト城がある。




さて、次の行き先は決まっていない。今回の旅の残り時間は2日半。2泊できるが、まず、2泊目をヴェローナにして、そこからミラノのマルペンサ空港へ向うことを決定。『歩き方』をパラパラめくっていると、「イタリア屈指の美しい広場を持つ町」という見出しを発見。「屈指」ならばということで、次の行き先は、その町ウーディネに決定。

11時過ぎの列車でトリエステを出発し、12時20分ころ、ウーディネ到着。この街が気に入れば、この街に泊るし、気に入らなければどこかほかの街へ移動だ。



さっそく「イタリア屈指の美しい広場」といわれているらしいリベルタ広場へ行った。建物はサン・ジョバンニ教会。その前の小さな広場がリベルタ広場らしい。例によってカメラの調子が悪く、画面の左側が欠けてしまった。



(こちらはデジカメの画像)サン・ジョバンニ教会側から道路をはさんである市庁舎(15世紀半ば建造)。



市庁舎の柱廊から見たリベルタ広場とサン・ジョバンニ教会。


結局、ウーディネの見所はほとんどこのリベルタ広場のみであったが、すでに14時半を回っており、次の街への移動は迷うところだ。ただ、駅前のホテルのかたまっているところは今一つ情緒がない。ということで、さらにヴィチェンツァへ移動することに。決め手は。。。そういえばサッカーのセリエAにヴィチェンツァが名を連ねていたような、という記憶。塔の立つ広場も魅力的だし。。。

ウーディネからヴィチェンツァへの直通列車はなく(記憶不確か)、15時過ぎに出て、途中乗り換えて、17時40分過ぎに到着。ほとんど日が暮れかかっていた。

駅から急いで旧市街に向かいホテルを確保した後、暮れなずむシニョーリ広場へ。


ヴィチェンツァ旧市街の入り口。



パッラーディオの手になるバジリカ(右側)とその脇の塔が印象的なシニョーリ広場。”塔のある風景”、これにこだわって旅するのもいいかもしれない、と思った。


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