
アルバニア国内の移動3
アポロニの遺跡見学の後、ティラナ方面へのバス拾い場(バス停はないのである)まで出て、バスが来るのを待った。アルバニアの人たちは皆こうしてる、自分も問題なくバスがつかまえられるはずだ。
車を降りると、自家用車のドライバーとしか思えない男が、僕を運んできたおじさんと何やら話し始める。そして、僕に「俺の車でティラナへ行かないか」と言い出した。白タクなのだと思うが、そんなお金はない。まったく何を考えているのか? と思ったが、アポロニまでの往復の2500というのは実はアルバニアにするとものすごい金額で、それくらいの金を払う外国人旅行者だから、ティラナまで個人で車を雇うくらいのこともするだろうと思われたのかもしれない。
バス拾い場でバスを待つことわずか15分、13時15分ころ、ティラナ行きのバスはやってきた。ティラナまでの料金は300。安い。
バスは順調に走っていった。道路脇には沢山のトーチカが。銃眼というのだろうか、多くのそれが道路側に向けられてる様はある種異様な感じがした。(残念ならが写真を撮り忘れてしまった)。
道路脇で目立っていたものはトーチカだけではない。もっと強烈だったのは、ゴミである。それもビニール・プラスチック系のゴミ。発展途上国ならどこでも見られる光景なのだろうが、ゴミをその辺に捨てるとい習慣が昔からあり、それが土に帰るものばかりの時代はよかったが、ビニール・プラスチックゴミはそのままだ。これがものすごく美観を損ねていた。ゴミさえなければ、バスの車窓に広がる風景はのどかなのどかなものだったのだが。
4時頃、ティラナの街へ入っていった。バスはターミナルとはいえないような、ちょっとしたバスの駐車場みたいなところでとまった。都心からはまだ距離がありそう。バスターミナルそばの歩道でで雑貨を売っていたおばさんに、地図を見せて中心部までの距離を尋ねてみたが、英語は通じず、会話は不成立。ドレスでの失敗もあるので、結局はタクシーでティラナの中心部に出た。今度はすごく近かった。

バスの中から。ユニークかつ雑なペインティング。この矢印はどういう意味を持つのだろうか? 単なるデザインの可能性が大だが。 |

ティラナでバスを降りたところにあった集合住宅(?)。なかなかユニークな塗装 |

ティラナの中心部。このあたりでタクシーを降りた。 |

ティラナの中心部。 |

日がだいぶ傾いたティラナの中心部。 |
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