アラブのスークの雰囲気を感じたければアレッポのスークへ行け


3月10日午前2時20分。夜明けまではかなり時間がある。アレッポの駅は街の中心から徒歩圏内にあるので、ホテルの集中している場所まで歩いていって部屋を探すという手がないではないが、深夜にレセプションが開いているとは限らない。残念ながら駅前にはホテルらしき建物はない。ということで、駅で夜明けを待つことにした。



深夜のアレッポ駅にて。あれだけ沢山いた乗客は、いつの間にか自宅や宿泊先へ行ってしまった。ひとり取り残された僕は、ベンチに腰掛け夜明けを待った。スチームがほんわかと効いていて助かった。


6時過ぎに駅を出て、キリスト教地区にある、中世の建物を改装して作った新しいベイトワキルというホテルへ向かった。8年ぶりのアレッポだが、歩き出すと記憶がどんどんよみがえってくる。時間がたっている割に変化が少ないのだ。



ホテル前の路地。



ホテルの中庭。


朝食後、アレッポ城、そしてスークへ行った。

アレッポ城は、13世紀のモンゴルの、1400年のティムール朝の攻撃にも落城しなかった難攻不落の要塞で、よい状態で保存されている。



何ということもない街角の光景だが、自分にとっては旅の記憶を呼び起こすための、貴重な一コマだ。



もう3度目の訪問となるアレッポ城。撮ったのはこの一コマだけ。



スークの周囲に残るキャラバンサライ(だと思う)。



これもキャラバンサライ(だと思う)。中央に見えるアーケードの入口のようなものは、スークの出入り口(だと思う)。

アレッポ再々訪の最大の目的はスークだ。
初めて訪問した91年は、何故か一枚の写真も撮れずに帰ってきてしまった。2度目の訪問となった93年は、ラマダン明けの休みと重なってしまい、スークも閉鎖。今回は何としても、あの不思議な雰囲気のスークをカメラに収めて帰ってきたい。そう思ってアレッポまでやって来た。

もう一つの目的はオリーブ石鹸。オリーブ石鹸はアレッポの名産で日本でも輸入しているが、日本で買うと400グラムくらいのやつが、500円から600円もする。これをもう少し安く輸入販売できないかと思ったのだ。しかし、オリーブ石鹸はピンキリで、質のよしあしは素人では見極めにくく(使うとよくわかる)、複数の店(工場をもっている店がけっこうある)で色々買ってみて、値段が安くかつ質のよいものを見極めないと商売にはなりにくいということがわかった。











スークの脇にあるキャラバンサライか?


午後は考古学博物館へ行った。見所はテル・ハラフで出土した像の数々だが、8年前とは違い、館内の写真撮影が禁止となっていた。



考古学博物館の入口。テル・ハラフで出土した像の複製をあしらったユニークなデザイン。



 back 海外旅行記index top next 

home