東藻琴の芝桜と上湧別のチューリップ(2025.05)
*両親が訪れた場所を訪ねる旅。
両親は北海道内をくまなくドライブで回っていた。その中で花を見に行くことがとても多く、東藻琴の芝桜公園には繰り返し行っていたようだ。その写真を見ると天気予報と開花状況を確認してからでかけていたことがわかる。それで5月中旬すぎ東藻琴を訪れることにした。ちなみに滝の上の芝桜公園も有名で、両親はそちらへも行っているが、今回は女満別空港から近い東藻琴芝桜公園を第一の目的地とすることにした。

せっかく行ったのに開花状況が今一だったり天気が悪かったりしたらだい無しなので、開花状況と天気予報を確認してから出かける日を決定した。

朝、札幌の丘珠空港から女満別に飛び、夕方の便で丘珠空港に戻るというスケジュールで航空券を確保。

東藻琴芝桜公園は、芝桜の時期には網走から路線バスで東藻琴まで行くと、それに接続する形で何本か送迎バスが運行されており(前日までの予約が必要)、一応公共の交通機関のみでアクセスすることが可能なのだが、それだと東藻琴芝桜公園のみを見るだけで1日が終わってしまうので、女満別空港からはレンタカーを選択。

10時15分ころ女満別空港を出発。東藻琴芝桜公園までは23kmくらいで30分くらいで着いた。(このルートは走ったことがないのでカーナビの世話になった)

平日だったが観光客は多く、驚いたことに海外勢もかなり来ていた。



1977年から少しずつ芝桜が植えられ、8年くらいかけて現在見られるようなものになったとか。




この鳥居のあたりは人気の記念写真撮影スポットになっていた。丘の上には1913年に福島県からの入植者により設けられた山津見神社という神社がある。




完全な満開ではなかったが、天気も良く十分綺麗だった。また、花の甘い香りで満ちていた。






















丘の上の山津見神社。







東藻琴芝桜公園を出る前にもう1カット撮っておく。



東藻琴芝桜公園で昼食を摂り、一休みしてから、上湧別チューリップ公園へ向かった。もちろん、ここにも両親は訪れている。

出発前日グーグルマップで経路検索すると内陸側を通るルートが示されたが(カーナビもほぼ同じルートが示された)、昔網走に住んでいたときに走ったことがある網走湖畔や能取湖畔の道を走りたかったので(たぶん若干遠回りになる)、網走湖の西側、能取湖の南、西側を回った後、サロマ湖に沿って北西に走るルートを選択。何となく土地勘はあるが、やはりカーナビの世話になる。



サロマ湖畔のパーキングにて。実はここで一休みするのも、このルートを選択した理由。昔、網走で働いていたとき、日帰り出張で網走紋別を往復した際、たぶん、このパーキングで一休みした。ほぼ休みのない仕事だったが、マイカーでの日帰り出張がとてもよい気分転換になったことが忘れられない思い出となってる。



東藻琴芝桜公園から上湧別チューリップ公園までは105㎞くらい。所用時間は2時間くらい。



上湧別チュ-リップ公園。湧別では農業収入確保のため1950年代末からチューリップの栽培が始められ60年代初頭には球根の輸出が始められるに至った。しかし、60年代半ばすぎチューリップ栽培の本家ともいえるオランダが球根の価格を下げ、日本からの輸出が困難となり、湧別のチューリップ農家は減少していった。しかし、生産農家がチューリップへの愛着からチューリップを後世に残そうということで、1975年には国道沿いの2アールの農園にチューリップの作付けが行われ、この農園は徐々に拡張されていき、車で通行する人たちの注目を集めるようになった。また、この間、1976年にはチューリップが町の花に指定された。さらに町がチューリップを町のシンボルにしようと農園の整備を進め、1985年にはチューリップ園となり、87年には駐車場と3ヘクタールの畑が整備され、88年には正式に町立のチューリップ公園となった。そして、現在では、公園の総面積は12.5ヘクタールに広がり、このうち7ヘクタールにおよそ200品種70万本のチューリップが植え付けられている(以上、湧別町のホームページの記述を要約)。




1987年につくられたオランダ風車型管理棟(展望台を兼ねている)。
















こういう花の形のチューリップもあるのか? 






この後、空港に直行すると少し早すぎたので、網走市内まで行ってから空港に戻りレンタカーを返却して札幌行きの便に搭乗。

ちなみにこの日の走行距離は250kmくらいで、ガソリン消費量は10リットル強だった。