国東半島を歩く(2016.10) |
2016年10月初旬、ギラヴァンツ北九州戦を観戦したついでに、大分県国東半島の付け根辺りを歩いてきた。
試合後、まず中津まで移動(翌日の目的地国東半島に少しでも近づいておこうということです)。 翌日の第一の目的地は、宇佐八幡宮の荘園の一つだったところで、湧水、土地の形状をいかした一枚一枚の形がふぞろいな水田など1000年前の姿を今にとどめているとされ、国重要文化的景観や世界農業遺産に指定されている田染荘(たしぶのしょう)。 事前に調べたところによると、中津からJRで宇佐へ、さらにバスで豊後高田へ移動。そこからワゴン車を使った乗り合いタクシー(便数は極少)を利用してアクセスできるようだった。 当日、中津のホテルをちょっと早目に出るとちょうど駅前に大分空港行のバスが。 帰りは田染中村というバス停から大分空港へ行く予定なので、このバスで行けそう。 空港バスは途中下車不可という場合が多いのだが、運転手に尋ねると途中下車OKとのこと。実際乗客のかなりの部分は中津近郊への通勤客だった。 7時35分ころ中津駅前を出たバスは9時少し前に田染中村到着。 まず向かおうとしたのは田染荘観光の中心「荘園ほたる」という施設。 ここにはレンタサイクルもあるらしく、自転車でこのあたりを回ろうという考え。 しかし、現地に行けば何とかなると思いグーグルマップなどのプリントアウトはせず。 記憶をたよりに写真に写っている道標の「真木大堂」方面に向けて歩き出した。
真木大堂はめぼしい建物は残っていないが、重要文化財の仏像が九体も保存されている寺として有名。 仏像を拝観したあと、裏手へ行くと山の上へ続く石段があり、「頂上まで所要30分、眺望がすばらしい」とあった。行くしかありません。「30分」とあるがが、頑張れば15分から20分で行けるはずと思い歩き始めた。
展望所から降りたあと、寺の人に「荘園ほたる」への行き方を尋ねると、 遊歩道というかトレッキングルートのようなものがあるとのこと。 途中、分かれ道がいくつかあり、地図がないと「荘園ほたる」への最短ルートを歩くことは難しそうな感じもしたが、2~3キロくらいだろうということで歩き始めた。 お寺の人の話によると、荘園の眺めの綺麗な展望台に寄りながら行けるという話だったが、途中で遊歩道から離れ車も通行できるような道を選択。 真木大堂から30分余りで「荘園ほたる」到着。 ところが、「荘園ホタル」には期待していたレンタサイクルはなく、というか営業すらしていなかった(完全な調査不足)。 ということで、この先も徒歩による観光決定。
さて、この後どうするか。 移動手段は徒歩のみ。 このあたりの見どころの双璧は富貴寺と熊野磨崖仏。自転車があれば余裕で両方とも見られるけれど徒歩では無理なので富貴寺を選択。富貴寺の近くには食事をとれる場所もあるようだし。 さて、富貴寺までの距離は4キロ。ゆっくり歩いて1時間弱だろうか。
富貴寺まで2キロの表示を見て少し歩いたところで、親切な地元のおばさんが車に乗せてくれた。ラッキーだった。
富貴寺拝観後、車に乗せてくれたおばさんが、「おいしいですよ」と勧めてくれた蕗薹(ふきのとう)という旅館と食事処を兼ねた店で手打ちそばセットをいただき、やっとひと心地(写真撮ってません)。 しかし、ここからまた4キロのウォ―キング(途中車に拾われない限り)。 結局、拾ってくれる車は現れず。
さて、まあまあよい時間になったので、空港バス乗り場へ向かう。 結局、正味4時間以上は歩いたか。
|