五山の送り火見物と京都・奈良散歩(2012.08)
(2025年8月記)
2012年8月、五山の送り火の見物にでかけた。
デジカメのデータの撮影時刻を見ると、京都には午後2時すぎには着いたと思われる。



送り火まではまだ時間があるので竜安寺へ行った。竜安寺へ行ったのはたいした理由はなく、蝉時雨のなかボーっと石庭を眺めたいと思ったからだと思う。実は、この5年前(2007年)、コンサドーレ応援のため送り火の日に京都を訪れて、その翌日竜安寺に行っており、その時の有名な観光地の割にひっそりかんとした雰囲気が記憶に残っていた。しかし、5年のうちに京都の有名寺院を訪れる外国人の数は急増していて、石庭に面した縁側にはけっこう多くの観光客がいた(西洋人観光客が多かった記憶)。昔は真夏の京都は暑いこともあってシーズンオフという感じだったのだが。。。この写真は午後4時過ぎ拝観を終えて竜安寺を辞す際に撮ったもので、拝観終了時間が近づいていたせいか、観光客はあまり写っていない。




有名な石庭。




ここの庭は背景にある壁が趣を増やす役割をはたしている。







これも竜安寺。



竜安寺を出た後、いったん京都駅近辺にとっていたホテルに戻ったか、それともチェックインしたかして、夕食をとってから送り火の見物ポイントへ向かった。

めざす見物ポイントは京阪出町柳駅近く、高野川と賀茂川の合流するあたり。学生時代にここから如意ケ嶽の「大文字」を見物しているが、その時のことが懐かしく、同じ場所での見物ということにしたのだったと思う。


しかし、送り火の点火時刻(20時)までは、まだだいぶ時間があるので清水寺界隈に寄り道。



薄暮の時間帯の八坂の塔。清水寺まで行ったかどうかは不明だが(少なくても写真は撮っていない)。ところで現在(これを書いているのは2025年8月)なら観光客が多くてこんな写真は撮れないだろう。




如意ケ嶽に灯された「大}の字の送り火。



翌日は近鉄で室生寺へ向かった(特に理由はなく、何となく思いつきで行ったのだと思う)。

室生寺へは近鉄室生口大野駅前からバスで行くことができるが、1時間に1本しかなく、この日はバスの時刻を調べずに行ったので、次のバスまでかなり時間があった。そこで、駅から割とすぐのところにある大野寺の摩崖仏を見に行った。



宇陀川沿いの崖の壁面に摩崖仏があるが、パッと見にはわからない。




よく見ると仏様が彫られていることがわかる。




拡大してみた。



この後、バスで室生寺へ。



室生寺。鎧坂と呼ばれる石段と金堂。




金堂。




金堂。




金堂。




金堂を背にして右側にある弥勒堂。何とも半端な写しかただが、実は堂に安置されている国宝釈迦如来像が見えるのでこの角度で撮った(堂内の撮影は禁止だが、建物の撮影は禁止されていないので仏像が写ってしまってもよいか、というよくない考えが頭をもたげた)。この像はその後宝物殿に移された。




本堂(灌頂堂)に向かう石段の上から金堂を望む。




本堂(灌頂堂)。




五重塔。




奥の院へ向かう道。この時は奥の院までは行かなかったようだ。



室生寺を出た後もノープランだったと思う。で、なんとなんく唐招提寺へ向かった。



唐招提寺金堂。山門をくぐると現れるこの風景が好きで時々出かける。







金堂の背後にある講堂。平城宮にあった建物を移築したもので、宮殿建築の遺構として知られる。



唐招提寺からすぐのところにある薬師寺には寄らずに帰途についたようだ。