コンサドーレの試合観戦のついでに山口県の古寺を巡る(2016.07~08) |
2016年7月31日、コンサドーレ札幌の試合(VSレノファ山口FC)観戦のため山口へ行った。かなり久しぶりの山口県である。 例によって、試合プラス観光。 J2の醍醐味である。 J1だと大都市圏のチームが多くて「ついでの観光」の楽しみが少ない(都会の街歩きが好きな人にとっては楽しみが多いといえるかもしれないけれど)。 そういったことでJ1チームのサポは「ついでの観光」の楽しみのためにも札幌の昇格を待っている? さて、山口遠征はけっこう早目に決定して飛行機とホテルは確保。 しかし、観光については何も考えず、試合あった週は締め切り仕事で少し忙しく、おまけに都知事選の運動のボランティア。 ということで、観光について調べる余裕もほとんどなし。 土曜の夜遅くに帰宅してから観光について調べた。 昔、萩や秋芳洞や山口県ではないけれど津和野などを訪問しており、どこへ行ったらいいものかと山口市の観光情報サイトを見ると、けっこう趣のある古寺があった。 一つは山口市の瑠璃光寺五重塔。 15世紀半ばに建立され塔で、法隆寺五重塔(奈良県)・醍醐寺五重塔(京都府)と並び日本三名塔の一つに数えられるとか。試合前にちょっとよるには場所的にもちょうどよい感じ。 試合の翌日はどうするか。帰りは19時すぎ便をとってあるので、けっこう時間がある。 上記の観光情報サイトで月輪寺(がちりんじ)薬師堂が目にとまった。平家が滅亡してわりとすぐの時期に建立されたらしく、写真をみるとなかなか趣がある。 ただ、山口市内に位置するものの、とても辺鄙なところにありアクセスがたいへんそう。 さらに調べると徳山からバスで行けるということがわかった。ただ、バスの便がとても少なく、下手をするとここ一箇所だけの観光で終わりそうな感じも。 しかし、この先、月輪寺薬師堂を目的に山口まで行くことはたぶんないだろう。コンサドーレの試合があるからこそ行く気になれる場所ではないかと考え、試合翌日の目的地に設定。 さて、試合当日。 東京から山口宇部空港まで飛び、いったん新山口駅(いつ小郡から変わったんだ?)近くにとっておいたホテルに行きチェックインの手続き。 その後、JRで山口へ移動し、「瑠璃光寺五重塔」の道しるべを頼りに歩き出した。最初の道しるべには2キロメートルとあったような気がしたが、10分くらい歩いて現れた道しるべの表示は1.6キロメートル。10分で400メートルしか進んでいないなんてありえない。どうやら最初の道しるべの数字を見誤ったか? 35度くらいはあるんじゃなかろうかという猛暑のなか歩き切り瑠璃光寺五重塔に到着。
さあ、そろそろ試合会場に向かった方がよさそうということで、山口駅へ向けて歩き出した。しかし、炎天下、また2.5キロ近くも歩くのはきつい。ということで、少しバスに乗車。 試合会場の維新百年記念公園陸上競技場は、比較的アクセスが良好に移動で、JRの駅から徒歩10分程度で行ける。
ホテルに帰った後、ネットで月輪寺へのアクセスの詳細を確認。 11時35分に徳山駅前発のバスに乗ると12時15分くらいに最寄りの上村(かんむら、バスの車内放送ではかむらと言っていた)に到着予定。 お寺はそこから徒歩15分くらいの所にあり、12時50分の徳山駅行に乗るのはかなりたいへんそうで、14時45分までバスを待たねばならない感じ。 翌朝、ネット情報は今一信用ならないので、早目に徳山へ移動。山陽本線は本線だけれど、いい感じでローカル線色を出していた。 9時半ころ徳山に着いたが、上村へ行くバスは11時30分までなし(ネットで見た時刻より5分早かった)。 商店街をちょっとブラブラした後はバスターミナルみたいなところのベンチでボーッとする。 11時半のバスに乗り上村へ移動。上村のバス停に着いたのは12時7~8分くらいで、月輪寺との往復に30分をかけても12時50分のバスには何とか乗れそうだ。
さて、首尾よく12時50分の徳山駅行のバスに乗れた。来るときに福川駅(徳山より新山口に近い)前を通ることがわかったので、福川駅前で下車。 新山口方面の列車にも、あまり待ち時間なしで乗れた。ラッキーである。まだ少し観光に時間が取れる。 それで、どこに行くかだが、上に書いたこと以上のことは何にも調べてきていないし、スマホ持ちではないので(ちなみに携帯なしの生活をしています)、列車内とかで調べることはできない。が、防府に行けば何かありそう。防府=周防国の国府というくらいだから、何か歴史的なものがあるはず。 防府で下車して、駅前の観光案内図を見ると徒歩圏内に周防国分寺があるではないか。 駅の観光案内所でもらったパンフレットを見ると、奈良時代の聖武天皇の時代、全国に国分寺が建てられたが、周防国のそれは、創建当初の境内に伽藍を残す(後世の建築物だが)珍しい例だとある。ということで、またしても炎天下を歩く。
防府にはまだまだ見どころが多くあるようだが、以上で観光は終了。東京への帰途についた。 |