幕末に建造された灌漑用水道橋を見に行く(2015.08) |
2015年8月、コンサドーレ札幌の試合(VSロアッソ熊本)観戦のため熊本へ行った。4~5年ぶりの熊本である。 熊本には試合当日入り。キックオフは午後6時。中途半端に早く行っても、結局は何もできず、何となく時間をすごすだけに終わるのが目に見えていたので、3時ころに到着する便を選択。 航空券を購入したのは一月半くらい前だったが、おりしも安保法案に反対する運動が高まっており、僕も時間の許す限りデモや集会などに参加していた(これを書いている9月上旬段階もその状態が続いている)。 で、熊本入りした日は全国各地で若者主体の抗議集会・デモが企画されており(企画されたのは航空券を購入してから1月以上たってから))、東京でも大規模なデモが実施された。 本当は東京のデモに参加したいところだが、高額のキャンセル料を払って熊本行きを断念するほど裕福ではないので、予定通り熊本へ行くことにした。そんななか、同じ日に熊本でもデモが行われるという情報を見つけた。 そこで熊本の若者に少しだけでも協力しようということで、スタジアムへ向かう前に、熊本の中心部に出て、途中までになるが、集会・デモに参加することにした。
翌朝、熊本交通センターへ行き、通潤橋(つうじゅんきょう)という幕末に建造された石橋をめざした。
さて、この観戦旅行の大きな目的である通潤橋見学は終わった。しかし、帰りの飛行機は夜なので、まだ、時間はたくさんある。台風が接近しており、ちょっと空模様が気にかかるが、まだ大雨にはならない感じなので、JR豊肥線で立野まで出て、そこから南阿蘇鉄道で高森まで行くことにした。あそ熊本空港は豊肥線の肥後大津駅から近いので、空港にも行きやすいし。 通潤橋に行く途中、バスが南熊本駅前を通るのがわかったので、熊本市街まではいかず、南熊本駅前でバスを降り、そこから豊肥線の列車に乗車。立野から南阿蘇鉄道に乗り換えたが、夏休み中ということもあり、多くの観光客で賑わっていた。
湧水トンネルを見たあとは、予定通り空港へ向かったが、最後に肥後大津駅から空港へのアクセスについて書いておきたい。 駅から飛行機の出発時刻に合わせて空港ライナーという乗り合いタクシー(ワゴン車を使ったもの)が運行されているのだが(所要15分くらい)、これがなんと「無料」なのである。乗車できる客は10人で、この時は、定員以上の客がいた。乗車できなかった客は自前でタクシーか? と思って見ていると、ライナーの運転手、「すぐ協力車両を用意します」と言って、駅前に停車していたタクシーを呼んで、そこに客を乗せているではないか。ということで、この無料サービス、かなり本気である。費用は熊本県が負担しているのだろうが、そんなに大盤振る舞いして大丈夫なのだろうか? ちなみに、熊本駅前から阿蘇くまもと空港までバスで行くと800円。熊本駅から肥後大津駅までのJRの運賃は460円だ(2015年9月段階)。 |