スヴァネチ地方の美しい村ウシュグリを歩く

<3日目続き>
夕食は、いったん駅を出て近くでシュワルマ・サンド。

その後は駅に戻りベンチにこしかけて時間つぶし。



駅の電光掲示板。これではさっぱりわかりません。




アルファベットでも表示される。これから乗る列車は上から5番目にある、21時45分発の602列車(ズグディディ行き)。




発車を待つズグディディ行きの列車。同じコンパートメントで日本人旅行者と一緒になった。



<4日目>


5時半ころ目を覚ますと、とある駅に停車していた。




これも同じ駅。



さらにこれも同じ駅。




6時5分、定刻通りズグディディ到着。



駅舎を通って外に出て駅舎の写真も撮っておきたいところだが、降りてすぐのところにも外に出られる場所があり、そこでメスティア行きのマルシルートカが客待ちをしているではないか。

今回はとてもタイトな日程なので、この日はズグディディからこの地方の中心であるメスティアに、さらにウシュグリまで移動して観光した後、メスティアに戻って一泊することになっている。だからメスティア行きの車を逃すことはできないのだ。

同乗の客はドイツ人女性2人組、列車で一緒になった日本人男性、そして僕である。

メスティアまでの運賃は20ラり。しかし、出発してすぐにウシュグリ行きのセールスが始まった。メスティアから往復で40ラリとのこと。



メスティアへのみちすがら運転手のおじさんが連れて行ってくれたダム。意味不明の寄り道だった。




朝食タイム。




道中の景色。山が綺麗。




10時ころメスティア到着。



さあウシュグリに向けて出発と思っていると問題発生。メスティア、ウシュグリ往復で40ラりなのだが、メスティアに戻って来なくても往復する運賃と同じということに納得のいかないドイツ人2人組がほかの車をさがすと言い出したのだ。納得がいかないのも道理だが、どうやらこのルートの運賃設定が皆そうなっているようで(片道をカラで走って何も稼げないリスクを負わせないということか?)、結局、他の交通手段を見つけられなかったドイツ人2人組が折れた。

僕はその間、この日泊ることになっているホテルに行き大きな荷物を預けることができたので、この出来事はラッキーではあった。

11時過ぎ、中国人カップルを加えて出発。

しかし、車の調子が悪い。オーバーヒートの連続なのだ。頻繁に停車して冷たい水を補給するのでなかなか進まない。



この地域に多くある塔。これは愛の塔とかいう塔で有名らしい。




13時40分ころ、何とかウシュグリ到着。車の調子がよければ13時には着いていたはずだが。運転手のおじさんは15時40分出発だと言っている。2時間しかないではないか。同乗の皆はここに一泊してトレッキングを楽しむとのことだが、時間が限られているので挨拶もそこそこに歩き出す。




かなり観光地化されてきたが、まだ許せる範囲。




のどかな雰囲気。ただ、時間がないので速足で歩く。




塔が多い。




山が見られてよかった。山のある風景を見に来たので。




さらに歩きます。




だいぶ集落から離れたところまでやって来た。建物はラマリア教会、後ろの山はさっきから見えている山でジョージア最高峰のシュハラ山(5193m)。




一つの集落の中に入って行った。しかし、若干雲行きが怪しくなり、この後、雨が降り出した。



15時30分、車の所へ行く。もう2人客がいるらしいとのことで少し待つが、結局は現れず。帰りの客は僕一人ということになった。

16時に出発。エンジンのオーバーヒートが気にかかるが、帰り道はトラブルもなく進行。メスティア近くでロシア人ハイカー6人を拾い、17時40分ころメスティア到着。



メスティア。ここも塔がたくさん立っている。