古都ムツヘタ

<3日目>
本日は古都ムツヘタ観光。

ムツヘタの町にはジョージア最古といわれるスヴェティ・ツホヴェリ大聖堂があり、これがメインの目的地。

町近くの山の上にジュヴァリ聖堂という教会があるが、ここに行くかどうかは行ってから考えることにする。

8時50分ころチェックアウト。荷物を預かってほしいというと、3時くらいまでなら部屋を使っていいので、荷物は部屋に置いて行けとのこと。次の客がやってきたら、荷物を部屋から移動させるということらしいが、言葉も問題もあって今一つよくわからない。

まず、トビリシ駅最寄りのヴァグズリス・モエダニ駅からメトロに乗りディドベに移動。ここの駅近くからムツヘタへ向かうマルシルートカ(ミニバス)が頻発だという。



旧ソ連名物のとても地下深い地下鉄駅。これでも乗ってしばらくたってから撮影したもの。速度はとても早く、年寄りとか体の悪い人は大丈夫か? という感じ。速度は日本のエスカレーターの倍はあるのではないだろうか。事故は起きないのだろうか。これくらい早いと歩く人はいないと思ったが、それでも歩く人はいた。



ディドベ駅の改札を出ると、タクシーでムツヘタ観光をしないかという客引きに声をかけられた。曰く「山の上のジュヴァリ聖堂に行くには車を雇う必要がある」と。

しかし、まだジュヴァリ聖堂に行くかどうか決めていないし、車は現地で簡単にみつかるはずだ。「ノー」というと、簡単に引き下がってくれた。

駅からでると、市場があったり、タクシーやらマルシルートカがたくさん停車していたりで大変な賑わいだった。トビリシから北へ向かう交通の拠点という感じか?

ムツヘタ行きのマルシルートカ乗り場では沢山の客が待っていて、すぐには乗れない感じ。

1台目はすぐに一杯になり、2台目が来て乗り込もうとすると何やら紙切れを見せられた。チケットを購入する必要があるようで、振り向くとそれらしき窓口が。ということでチケット購入(わずか1ラリ)。

マルシルートカは次々とやってきて、すぐに乗車することができた。

30分くらいでムツヘタ到着。ターミナルみたいなところではなかったので、ちょっと迷い遠回りしてしまったが目指すスヴェティ・ツホヴェリ大聖堂は巨大な建物なのですぐにわかった。どうやら運転手は大聖堂観光にちょうどよい場所で降ろしてくれたみたいだ。



スヴェティ・ツホヴェリ大聖堂。ツアー客で賑わっていた。




スヴェティ・ツホヴェリ大聖堂の敷地内。




スヴェティ・ツホヴェリ大聖堂。




スヴェティ・ツホヴェリ大聖堂を囲む壁の外側から。




大聖堂ではミサか何かの祭儀のため、内部の見学が制限されていたので、いったん外へ出て、ムツヘタを流れる川の河原まで行ってみた。写真はそこにあった十字架。後ろに見えるのがジュヴァリ聖堂。ムツヘタの町をあそこから眺めてみたいとも思ったが、あまり食指は動かず。下から眺めるだけにしておくことにした。




ムツヘタの街並みと大聖堂。街並みも含めて世界遺産に登録されているとのことだったが、正直なところ街並みはそれほどのものではなかった。




昼食はジョージア風ジャーマンポテトともいうべきオジャクリを選択。これは豚バラ肉とジャガイモと玉ねぎが使われていたが、最後にのせるパクチー多すぎ。自分はパクチーはまったくダメというわけではないが、パクチーが勝ちすぎだった。そういえば前日食べたジョージア風小籠包ともいうべきヒンカリにも大量のパクチーが入っていた。個人的には、もうちょっと抑えてくれると美味いのにと思う。




土産物屋が並ぶ大聖堂への参道みたいな道。




たっぷりと時間をつぶしてから大聖堂にもどると、聖堂の全体が観光客に開放されており、写真もOKになっていた(さっきは写真厳禁だった)。質素な感じのキリスト像が想像以上に良かった。




ディドベ駅に戻ってきたが、すぐにはメトロに乗らず駅の周辺を歩いた。




駅近くの市場。




トマトがおいしそう。



14時すぎトビリシ駅に帰ってきた。駅に荷物の一時預かりはないかとさがすと、ホームの端っこの方にあった。これでホテルから荷物を引き取ったあとも手ぶらで観光ができる。

14時半ころホテルにもどって荷物を受け取り、駅の荷物の一時預かりに寄ったあと、メトロで旧市街へ。



メテヒ教会。創建は5世紀だが何度も再建されている。




前日乗ったロープウェイとナリカラ要塞。手前にジョージアの伝統的な形の建物が並んでいるが、どことなくトルコのそれに似ている、というか宗教は異なるが、隣接する地域なので文化的に似通っているところも多いのだろう。




旧市街を適当にあるいたとき出会った猫。




旧市街歩きを切り上げ駅に戻ってきた。停車している列車はアゼルバイジャンのバクー行き。




駅構内。