トリニダー

<3日目>

この日はトリニダーという街に移動。

トリニダーは近くにサトウキビのプランテーションが開かれ、サトウキビ貿易の中心地として繁栄した街だが、プランテーションの経営は奴隷労働力によっていた。

街には18~19世紀にサトウキビ農園主らによって建てられて美しい建物が並び、人気の観光地となっている。

トリニダーへはハバナからのツアーで訪れるのが便利ということだったが、自力で行きたいのでバスで行くことにした。所要時間は6時間。本数はそれほど多くはない。まだまだ経済は未発展の状態で、人々の移動も少ないのだと思う。ただ、キューバを訪れる外国人観光客が増えているらしく、現地に行ってからのバスチケット購入はリスクがあるので避けたいと思ってVIASUL(ヴィアスール)というバス会社のサイトにアクセスすると、オンラインでチケットが購入できるということがわかったので、事前に購入しておいた。

9時過ぎにホテルをチェックアウトして、タクシーでバスターミナルに移動。



乗ったタクシーはクラシックカー・タクシー。



バスターミナルとはいっても、ヴィアスール社のターミナルで極々小規模。壁に地図があり、そこにヴィアスールのバスのルートが示されている(電球が光っている部分)。




バス乗り場。大きな荷物は荷物カウンターみたいなところで、事前にチェックインしなければならない(バスの腹の部分の荷物入れに入れられる)。僕の荷物は例によって30リットルのバックパックなので社内に持ち込み荷棚へ。




定刻の10時45分に出発したバスは、13時過ぎに小休止。上の写真は小休止した場所。外国人観光客のツアーバスが立ち寄る立派な施設。レストランは外国人ツアー客でにぎわっていた。僕はサンドイッチを購入してかじった。




トリニダーへ向かうバスの車窓に広がる景色。特にこれといった特徴はなかった。


17時すぎにトリニダーに到着。

バスを降りると、とたんに宿の客引きに囲まれた。僕はトリニダー到着後、宿探しに時間をかけず、すぐに街歩きに出たかったので、事前に予約しておいた。ということで「宿は予約してある」と言って、日本でプリントしておいた地図を見ながら歩き出した。客引きは基本民泊の客引きだと思うが、現状トリニダーで宿に困るということはないようで、予約していなくてもそれほど問題はなかったかもしれない。というか、予約したにもかかわらずちょっと問題が発生。

予約した宿はすぐに見つかったが、なんとダブルブッキングで部屋がないという。宿の運営をしている奥さんは「自分のところにはネットがなく、ネットが使える場所で予約のチェックをしなければならないのだけれど、チェックするのを忘れていてダブルブッキングになってしまった。もうすでに部屋に先客がいるので、自分の妹の所を紹介するよ」とのこと。

ということで、その妹さんの家に移動。「申し訳ない」ということで、宿泊料は少しだが安くしてくれた。

部屋に荷物をおいてすぐに街歩きに出た。



トリニダーの街。陳腐な言い方だが、スペイン植民地時代で時間が止まっている感じ。道路に敷かれている石は、サトウキビを欧州に運んだ帰り、空になった船のおもりとして積み込んだものだとか。




<3日目>

マヨール広場。







少し坂を登っていったところにあるレストランからの眺め。遠くに海が見える。



<4日目>



民泊の朝食。民泊とはいえ、宿泊客用のスペースと家族の生活スペースは分かれていた(宿によって状況は色々らしい)。




宿の近所。これから観光列車乗り場へ向かう。




いたるところに鳥かごが。小鳥を飼うことが流行っているよう。




観光列車乗り場のあたり。左側にある車両が観光列車のそれ。右にあるSLは今も動かしているのかどうか?







SUMITOMOの文字が。




のどか。




観光列車のチケット売り場にあったチケット価格や運行予定を書いたボード。




西洋人観光客が沢山。




イスナガ駅。18世紀末から19世紀にかけて大規模なサトウキビ農園があったロス・インヘニオス渓谷の一部サン・ルイス渓谷を一望できる見張り塔などの観光の拠点。「渓谷」とはいうものの渓谷という感じではない。




見張り塔。そこへ続く通路には土産物屋が並ぶ。




見張り塔の上からの眺め。今はサトウキビ畑はない。






トリニダーに戻ってきた。




野球をする少年たち。




トリニダーの街中の野菜屋。個人経営の店か?




かつてはサトウキビ農園主の家だった市立博物館。




市立博物館の塔の上から(中庭)。




市立博物館の塔の上から。




市立博物館の塔の上から。




市立博物館。













キューバのコインにも使われている眺め。