旅の終わりはヤンキースタジアム <6月27日続き>部屋に入って一休みした後は、この旅最後の目的地、ヤンキースタジアムへ向けて出発。
人気カード(対戦相手がボストン・レッド・ソックス)ということもあって、スタジアムはほぼ満員。帰りの地下鉄の混雑が怖かったので、7回まで見てホテルに戻ることに。
<6月28日> 早朝、J・F・ケネディ空港に向かった。地下鉄のホームに下りていくと、「…………、○○駅と××駅の間でシャトルバスを運行している」というアナウンス。よく聞き取れなかったので、繰り返しの放送を待ったが、繰り返される気配はない(不親切である)。アナウンスされていた駅の名前を地図で確認すると、これから乗る路線の駅である(ニューヨークの地下鉄は同じホームから複数の路線の電車が出ることがけっこうある)。 どうやら何らかのトラブルが起きているらしいことはわかったので、急遽、乗り合いバスに変更。東南アジア系のおじさん運転手が、愛想がよく利用する航空会社を聞いてきたので、JALだと答えると「ちゃんとあなたの利用するターミナルで降ろしてあげるから」と言って来た。何を当たり前のことをと思ったが、空港に到着してバスを降りると、色々と世話をしたんだからわかってるね、という感じで手を出してきた。う~む、荷物の積降ろしもしてもらっていない(小さい荷物なので車内に持ち込んだ)のにチップの要求か。さすがチップ社会というべきか。でも、モロッコやエジプトなどで経験したことがある雰囲気でもあり、ちょっと笑ってしまった。1ドル紙幣を渡すと、おじさん、にこやかに「サンキュー」と言って、次のターミナルに向けてバスを走らせていった。 ニューヨークから成田までの便の搭乗時間はとにかく長かった。ニューヨーク時間の9時40分に出発して、日本時間の翌日12時40分に成田到着ということで、14時間かかった。面倒でもどこかで乗り継いだ方が気分転換になってよかったかもと思うほどだった。 帰国すると、日本は梅雨真っ盛りで、おおむね好天に恵まれた今回の旅先の各地とは違い、たっぷり湿気を含んだ空気が体にまとわりついてきた。 終わり。 |