旅の終わりはヤンキースタジアム 

<6月27日続き>
部屋に入って一休みした後は、この旅最後の目的地、ヤンキースタジアムへ向けて出発。



スタジアムへ行く前にラーメンを食べた。ニューヨークはラーメンブームであちこちにラーメン屋がある。SAPPOROレストランなので、味噌ラーメンを注文。一般的なサッポロラーメンの味噌味とは随分と違う味だったが、一番違うのは値段。ラーメン屋でもやはりチップが必要で、ラーメン、税金、チップで11ドル(日本円で1100円)。ラーメンに限らず、ニューヨークの食事は高く、定食が700円とかで食べられる日本は安いと思った(その後、アメリカの物価上昇、それから近年の円安の進行で日米の物価差はもっと大きくなったようだ)。




メトロ駅への途中、またまたロックフェラー・センターの前を通った。




この何かの動物(キャラクター?)の頭はどういう風に作られているのだろうか。植物を高密度で植え込んで刈っているのか? 挿しているだけなのか? ピンク色などの点は花だったと思うが。




いよいよスタジアム。せっかくの機会なので、球場のあちこちを見て回った。










ホットドッグやフライドポテトにつけるケチャップは自由に取れるようになっている。写真には写っていないが、この左側にマスタードを取る装置もある。場内の食べ物は総じて高く、たとえばホットドッグ(パンにソーセージをはさんだだけ)が6ドルもする。




とりあえず自分の席に着席。




イチローが出場していた。




イチローに打順が回った時に映し出された画面。




ライトスタンド。バックスクリーンのところあるスポーツバーが邪魔をして、ご覧の通りレフト側が見えない。一応壁にテレビモニターがあるが、外野席の客は基本的には、逆側のフィールドで何が起きているのかが見えない。理解しにくいスタンドの構造だ。ところで、このページをリニューアルするにあたって近年撮られたヤンキースタジアムの画像を見てみると、この写真の部分の感じが少し変わっていて、やや改善されたような感じだ。




バックネット裏にも行ってみた。2階席がせり出している関係で1階席の後方にはこんな感じの天井がある。そのためフライが上がるとボールがどこにいったのかわからなくなる。上述の外野席の見ずらさもそうだが、意外と観客のことが考えられていないのだなあと感じた。




遅い夕暮れがやってきた。綺麗です。




スタジアムの雰囲気(1)(mp4=9.3Mb)。




スタジアムの雰囲気(2)(mp4=7.4Mb)。



人気カード(対戦相手がボストン・レッド・ソックス)ということもあって、スタジアムはほぼ満員。帰りの地下鉄の混雑が怖かったので、7回まで見てホテルに戻ることに。



メトロの駅を出てホテルへ向かう道すがら1枚。




<6月28日>
早朝、J・F・ケネディ空港に向かった。地下鉄のホームに下りていくと、「…………、○○駅と××駅の間でシャトルバスを運行している」というアナウンス。よく聞き取れなかったので、繰り返しの放送を待ったが、繰り返される気配はない(不親切である)。アナウンスされていた駅の名前を地図で確認すると、これから乗る路線の駅である(ニューヨークの地下鉄は同じホームから複数の路線の電車が出ることがけっこうある)。

どうやら何らかのトラブルが起きているらしいことはわかったので、急遽、乗り合いバスに変更。東南アジア系のおじさん運転手が、愛想がよく利用する航空会社を聞いてきたので、JALだと答えると「ちゃんとあなたの利用するターミナルで降ろしてあげるから」と言って来た。何を当たり前のことをと思ったが、空港に到着してバスを降りると、色々と世話をしたんだからわかってるね、という感じで手を出してきた。う~む、荷物の積降ろしもしてもらっていない(小さい荷物なので車内に持ち込んだ)のにチップの要求か。さすがチップ社会というべきか。でも、モロッコやエジプトなどで経験したことがある雰囲気でもあり、ちょっと笑ってしまった。1ドル紙幣を渡すと、おじさん、にこやかに「サンキュー」と言って、次のターミナルに向けてバスを走らせていった。

ニューヨークから成田までの便の搭乗時間はとにかく長かった。ニューヨーク時間の9時40分に出発して、日本時間の翌日12時40分に成田到着ということで、14時間かかった。面倒でもどこかで乗り継いだ方が気分転換になってよかったかもと思うほどだった。

帰国すると、日本は梅雨真っ盛りで、おおむね好天に恵まれた今回の旅先の各地とは違い、たっぷり湿気を含んだ空気が体にまとわりついてきた。

終わり。