ボロブドゥール
ボロブドゥールの大仏教遺跡がある史跡公園の敷地内に1件だけホテルがある。マノハラ・ホテルという。史跡公園内にあるので、公園の入場料(15USドル)が不要、つまりフリーパスで何度でも遺跡内に入ることができる。さらに、人気のサンライズツアーもここから出る。こんなメリットだらけのホテルなので、当然、宿泊料金はとんでもない高額だろうと思うわけだが、実は意外とそうでもなく、調べてみると1泊7000円程度であった。もちろんインドネシアの物価を考えると安くはないのだが、こういう立地のホテルの料金は先進国並みということがよくあるので、とても良心的な料金設定だと思う。ただ、そんなホテルなので、8月後半のインドネシア旅行を決めた5月の末の段階で満室に近づいていた(あちこちにある人気ホテルは1年前からとかでなければ予約できない場合も多いので、意外と空いているのだなあと思うが)。ということで、実は旅程はこのマノハラ・ホテルに2連泊できる日を選択するところから組んでいった。
スラギ製糖工場から長駆した車がマノハラホテル着いたのは18時少し前。ホテルのスタッフに恭しく出迎えられてチェックイン。ウエルカムドリンクもあったし、やはりけっこうなレベルのホテルなのであった。
翌朝は5時半起床。まだ、真っ暗である。サンライズツアーには申し込んでいないので、日の出前にボロブドゥールの遺跡に上ることはできないが(遺跡の上から日の出の瞬間を見られるのはサンライズツアー参加者だけである)、日の出直後に遺跡へ上ろうという考えである。日の出から時間が経過すると、あちこちから観光客が集まり、けっこう混雑するということだったので。
早朝のボロブドール。月がまだ見られた。 |
息を切らせながら遺跡を登った。周囲のジャングルが朝霧に包まれていて幻想的な雰囲気。 |
林立するストゥーパが印象的。 |
ストゥーパの中には、このような仏像が(ストゥーパの上の部分がなくなったところはこんな感じになっている)。 |
こちらはストゥーパの切り窓越しに見た仏像。各ストゥーパにこんな仏像が納められているということは、この遺跡は仏様だらけということである(ストゥーパの部分以外にも多くの仏像が刻まれている)。 |
コンデジのレンズ部分をストゥーパの切窓ところに入れて撮ってみた(他の観光客の真似です)。 |
仏の世界に浸っている西洋人観光客。 |
ボロブドゥールには総延長5kmにも及ぶレリーフがあるらしいが、それらは後からじっくり見ることにして、取りあえずホテルに戻って朝食をとることに。 |
やや離れた所から見た遺跡。日が高くなるにつれて観光客が増えてきた。しかし、まだ7時半すぎである。 |
一応ホテルの写真も。いくつかの棟に分かれていて、それぞれに何部屋かがある。部屋の造りはシンプル。 |
朝食後はレンタサイクルでムンドゥッ寺院とパオン寺院をめぐることにしたが、お寺よりも、脇道にそれたところで垣間見られた人々の様子が興味深かった。
ムンドゥッ寺院に安置されている如来像。 |
カラフルなのぼりというか旗は、この旅行中各地で見られた。独立記念日(8月17日)を祝うものらしいが詳細は未確認です。 |
ポカリスエットが普通に売られている(昼食をとったレストランにて)。日中の暑さにはかなりきついものがあり、汗を大量にかいた体にはうれしい。 |
午後、再びボロブドゥールへ。今度はレリーフを中心に見学。
ブッダが出家するため髪を切る場面(手で頭をポリポリしているように見えるが)。 |
ボロブドゥール2日目の朝、またまた遺跡へ。
薄い雲のお蔭で初日よりもいい感じ。 |
仏像だらけである。 |
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