純中国の街並(建水)


羅平の菜の花畑の次の目的地は、元陽の棚田。しかし、羅平から昆明まで4時間、昆明から羅平まで8時間、合計12時間かかる。それに加えて、昆明市内でのバスターミナル間の移動がある(昆明から南方面へは別のターミナルからの出発)。一日で移動できない距離ではないが、ちょっときついし、日程にそんなに余裕がないわけではない。というわけで、昆明から4時間くらいの距離にある建水まで移動することにした。

5時起床、前日昆明のバスターミナルで買ったパンと羅平の市場で買ったバナナで朝食を済ませ、6時半にはチェックアウト。まだ夜は明けていない。

バスターミナルへの途中にある、昨日の安食堂を始め、食堂という食堂はほとんど電気がついて、開店の準備(もしくは開店)していた。
店によっては、店の前で、羊だろうか、一頭を解体しているところもあった。一頭まるまる仕入れて、使っているのだ。

7時10分の昆明行きに乗ったが、バスは羅平市街は超低速で走っていく。客を集めるためだ。

7時半ころ街を出て、スピードをあげる。

11時20分頃昆明着。

東ターミナルから南ターミナルへ移動しなければならないが、市街を通らない直通バスが走っており、これに乗ること30分、南ターミナル到着。

巨大な建物が見えるが、どうやらまだ工事中で、近づいていくとプレハブの建物があり、そこが仮のターミナルになっていた。ターミナルができる前に、移転を強行したようだ。

昆明から南方面とはいっても、けっこう色々と行き先があり、プレハブのターミナルは2箇所あって、どちらから建水行きが出ているのかわからず、時間をロス。食事をとるか、それともすぐ乗れるバスに乗るか。バスの出発時刻によるが、すぐバスがある場合の僕の選択はもちろん後者。建水に早目に着けば、観光ができる。

12時40分ころ、13時発のバスのチケットを購入。食堂街みたいのがあるのだが、バス乗り場から少し離れており、ゆっくり食べている時間はない。結局、売店でカステラを購入して、バスに乗った。



昆明の南バスターミナル。


昆明-建水間の道路は整備されており、高速道路が通じており、高速に入る直前のガソリンスタンドで大停車したのにもかかわらず、16時半に建水到着。

市バスで中心部に出て、ホテルを確保し、すぐに街歩きに出た。17時近いとはいえ、北京時間だから、まだ明るい。



建水の市バス。



正面の赤い建物は建水古城の東門にあたる朝陽楼。



朝陽楼の上から眺めた建水の街。



建水には、こんな感じで純中国風の古い街並が残っている。ここは紅河ハニ族イ族自治州だが、元代以来、雲南南部の政治・軍事・経済・文化の中心地であったため、こういう感じの街並であるらしい。





建水文廟。孔子を祀る廟で、元代の1285年創建ということだ。





文廟の先師殿



古い建物を改装したレストラン。



この日初のまともな食事。チャーハン、空心菜(?)の炒め物、白菜と豆腐のスープ(写真に写っていないが巨大などんぶりに入れられて運ばれてきた。チャーハン・空心菜の量もかなりある。これで23元(約345円)。けっこう小奇麗なレストランでこの値段。中国の地方都市の物価はまだまだ安い。



レストランの外観。



建水の夜。



back 海外旅行記index top next

home