ローマ~鹿島


フィレンツェからローマへは高速列車エウロスターイタリアで移動。定刻12時52分発の列車は8分遅れで出発。イタリアご自慢の高速列車らしいが、8分遅れとは昔やたらと遅れることの多かったイタリア鉄道らしいというべきか? 
しかし、ローマ到着はほぼ定刻の14時30分だった。かなり余裕を持たせたダイヤが組まれているのかもしれない。

ローマテルミニ駅を出るとかなり強い雨だった。ユーロ高でホテル代も高くなっているから、駅の近辺をあちこち歩き回り、コストパフォーマンスの高そうなホテルを探そうかと思っていたが、あっさり断念。何年か前に泊ったことのあるホテルに落ち着く。1泊1万円強。ちょっと高くついた。

4時少し前、雨が小降りになったので外出。テルミニ駅から比較的近いサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂へ。たいへん由緒ある教会らしく(観光地になっているくらいだから当たり前か?笑)、古代ローマの神殿から運ばれた柱、5世紀、13世紀のモザイク、ルネッサンス後期の礼拝堂、初期バロックの礼拝堂などなど、非常に見所の多い教会ということだ。



サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂の内部。偉い神父さんが来ていたみたいで、聖堂内部はライトで照らされていた。僕が入っていたとき、その神父さんたちが退場するところで、多くの人たちが周りに集まっていた。



有名なモザイク画らしい(何も調べずに行くのでこういうことになるのだが、自分は雰囲気を味わえればよいので。。。)。


大聖堂を出るころには雨もほとんどやんでおり、過去の記憶をたどりつつ、地図をちらちら見ながら(さすがに地図なしでは厳しかった)、何となくトレビの泉へ歩いて行った。トレビの泉に近づくにつれて、通りの人口密度が濃くなっていったが、頭のなかでは、なぜか少し前の浄水器の「東○のトレ○ーノ」の名前がリピートされていた。どういう発想であんな名前になったんだろうと。。。そう思ううちに、日本人独特の「あれからいただきました」というのが見え見えの商品の名前が色々と浮かんできた。こんなこと旅の最中に考えるなよ、という感じだが。

泉に着くとものすごい人の数。日は暮れかかっており、あちこちで観光客のカメラのフラッシュが光る。皆、実に楽しそうである。「あ~旅を楽しんでるな~」と思いながら、そういう人たちを眺めるのもなかなかいいものだと思うことがある。もちろん人が多すぎてうんざりというときもあるのだけれど。(泉の写真はありません)


翌日も雨。飛行機は14時くらいだったか? 午前中から飛行場に行くのは時間がもったいないので(貧乏性である)、朝食後、パンテオンへ行ってみた。なぜ、パンテオンかというと、ガイドブックにある「ローマ時代のオリジナルの姿を最もよく残している建造物」というコメントにひかれたからである。「古い物」に弱いのである。



ミケランジェロが「天使の設計」と称賛したという万神殿(パンテオン)。



パンテオンからその前の広場を望む。



翌日は定刻通り成田到着。昼前にいったん空港近くのホテルにチェックインしたあと、空港に出て昼食。その後、JRと鹿島臨海鉄道を乗り継いで鹿島スタジアムへ移動。僕の顔を見たいつもの応援仲間は、あまり意外そうな顔もせず、「予想できた範囲」と言われてしまった。



札幌側のサポーター席。久々のJ1ということもあってか満員。




back 旅行記INDEX next
home